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機動戦士ガンダム・インフィニットG
第六話「アムロ危うし!」
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ISの次に登場したMSを用いる格闘競技を作ったらしい。それが各国の代表者が専用ガンダムに乗って戦うガンダムファイトである。また、これに関しては公式的にスポーツのため、あくまでも民間用として用いられる扱いである。
「……で? 日本代表選手ってのが、この加集ドモンって人なのか?」
僕は、明沙が開いているガンダムファイター特集の雑誌に載っている赤いハチマキをした青年の写真を見た。
「うん! とっても熱血な好漢キャラで、男性たちからも人気なんだって?」
「ほぉ〜……」
ま、僕は興味ないな? スポーツ事態全くをもって興味がない!
「それでさ? 今週の日曜日、一緒に……」
「嫌だ」
格闘なんて見る気はない。しかし、彼女にそういう趣味があるとは意外であった。
「んもう! ファイターの格闘を見て今後の接近戦の参考になれば助かるでしょ?」
ああ、そういうことか……
「でも、行くのが面倒だからやだ」
「アムロったら……」
「なぁ? アムロ、一夏のやつ見なかったか?」
通りすがった隼人が僕たちを見つけて、一夏の行方を尋ねてきた。
「いいや? 僕は見てないよ?」
「そうか……さっき、変な子が一夏を探しているんだよ?」
「変な子?」
僕は首をかしげる。
「そう、何せ一夏の幼馴染だって言う子らしいよ?」
「一夏のね……?」
――あれ? じゃあ篠ノ之さんじゃなかったか?
ま、おそらく二人目だろう。僕の気にすることじゃないから別にいいか?
「よっ! 皆」
と、ここでようやく問題の一夏が現れた。彼は、数枚のチケットを片手にこちらへ歩み寄ってくる。
「さっき、久しぶりにバニング先生と外で会ってさ? ガンダムファイトの観戦チケットをもらちゃったんだ♪」
そう言って、ヒラヒラと数枚のチケットを見せた。
「凄いな? どうしてまた?」
隼人は滅多に入らないレアチケットを目に驚いた様子だ。
「なんかさ? くじ引きでフロンティアWの宿泊旅行券が当たったらしくて、そっちの方を優先したらしいよ? バニング先生曰く、『フロンティアWのバカンスでピチピチギャルたちを鹵獲してくるぜッ!』 っとか言ってた……」
「ははは……先生らしいや」
バニング先生の女好きは健在のようだ。
「ジュドーやカミーユも誘ったんだけど、あいつら鍛錬で忙しいからって断ったし、該もMS学園のモンドたちとゲーセン行く約束あるから無理っていうからアムロ達誘ったんだけど……丁度四人だし、どうする?」
一夏と僕たちを合わせて丁度四人か……
「あ、じゃあ俺ついて行っていいかな?」
と、隼人。
「じゃあ私も行く! アムロも行こうよ?」
「え? 僕も?」
当然僕は嫌な顔を向けた。
「ガンダムは、白兵戦用MSでしょ?」
「……」
しばらくしてから、僕は嫌な顔をしてこう言った。

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