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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
29本土決戦兵器
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 魔族からすると、対人間用の決戦兵器のようで、サッキュバス神殿みたいな防衛装置で、数十万の敵でも始末できるなら、人間も始末される。
(ンゴ……)
 目の前の少女には逆らえないが、人類抹殺が可能な兵器は稼働させられない、もし埋まっているのを掘り起こして、移動なんかされると破滅である。
「付箋が有る所でどうしても止まってしまうのだ、ほら」
 紙製じゃない、何で出来ているかも分からない、プラスチックか何かの取説か仕様書を開くと「オペレータ登録について」が書かれていた。
「始動しろ、この手順まで進めるのだ」
 作業員が始動キーを解除して、スタートまでの手順を手慣れた順序でスイッチを押していく。
「核電池良好、粒子加速器再起動、反物質生成良し、臨界点突破、量子エンジンスタート」
 カズマが聞きたくない単語がズラズラ並び、碌でもない決戦兵器が始動してしまった。
 室内の本照明が付いて、パネルもホログラフの外部映像も始動してしまう。この決戦兵器は生きていたので、「火の七日間戦争」とか出来そうで目が眩んだ。
「セルフチェック良し、半身以上土砂に埋没中、この兵器の起動、破壊には、人間の判断が必要となります、オペレ−タ登録を開始して下さい」
「ここまでが可能で、これ以降、登録手順を全部やっても動かないのだ。火竜に乗るほどの士官で、航法も天測の知識がある優秀な兵も登録できん、私も父も誰も登録できないのだ」
 そこで呼び出されたのが自分だと分かったので、答えてくれそうにない質問をしてみた。
「あの、これが動いたらどうするんですか?」
 敬語は禁止されていたが思わず丁寧に聞いてしまったカズマ。
「決まっている、我らが覇道を阻む天使を倒し、全世界を魔族で支配するのだ」
 後ろで聞いていた、作業服姿のサッキュバス兵の中で、悪魔の微笑みを浮かべる人物が二人もいた。
 カズマの後ろに悪魔のロリ女王様、黒髪で前髪パッツン、栗毛の女王様が佇んでいた。
「「カズマ様〜〜、私で登録してみて下さい」」
「らめえええええっ!」

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