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【ネタ】 戦記風伝説のプリンセスバトル (伝説のオウガバトル)
26 決戦 その二
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こたえなさい!!」

 私の声にコリが即座に続く。
 サクラって大事である。

「味方が来たぞ!
 西の橋を見ろ!!
 持ちこたえられるぞ!!!」

 アジャンを警護していたデュランの1000である。
 確実に来る援軍だから、士気高揚に使わせてもらう。
 とはいえ、1000しかないから帝国軍は西の橋に部隊を配置してそこから先に進ませない。

「こっちも味方が来たぞ!!
 デボネア将軍の騎士団が北の橋を突破したぞ!!!」

 カゲイエの叫び声に歓声があがる。
 とはいえ帝国軍は強大だ。
 制空権も向こうが握っている以上、常に衝撃を与え続けないと最後は押しつぶされる。
 だからこそ、衝撃のトドメは意外性にとんだものでなければならない。

「ちょっと嘘でしょ!
 あれ国王旗じゃないの!!
 じゃあ、あの対岸に居るの近衛騎士団!?」

 ヴェルディナの叫び声に兵たちがざわめく。
 もちろん知っているけど士気高揚の一芝居だ。
 ミツイエも同じく続く。

「冗談だろう!?
 リヒトフロス王国の旗と女王旗もあるぞ!!
 国王陛下だけでなく女王陛下まで出撃してきやがった!!!」 

 足りない兵をどこから持ってくるか?
 その答えがこれだ。
 総予備である近衛騎士団の出陣である。


「嵐雲から出し雷獣よ!その鉤爪で土地を引き裂かん!!サンダーフレア!!!」


 敵航空部隊をサンダーフレアで焼いているフレイアがえらく目立つ。
 あれ、ラウニィーか。

「オデット!
 ウィッチ達はコールストームをかけ続けなさい!!!
 嵐を起こしてあのフレイアの支援を!」

「了解!
 天を乱し雷豪を呼べ、風神の怒りを我らに示せ!コールストーム!!」

 北の橋の対岸に陣取る近衛騎士団。
 デボネア将軍の騎士団の北の橋突破は彼ら近衛騎士団が展開するスペースを作るためだ。
 敵は大軍ではあるが、総大将が二人居てその二人が後方に居るのが裏目に出た。

「こちらは大軍だ!
 全部潰せばいいだろうが!!」

「さっさと目の前の街を落としてしまえばどうにでもなるだろうが!
 周りの雑魚は無視しろ!!」

「雑魚だと!?
 敵は国王と近衛騎士団を出しているのに無視しろと言ったか!?」

「とにかく将軍の指示を仰いで……」
「ガレス様がいらっしゃるのに何で将軍の指示を優先させるんだ!」

 衝撃の困惑が混乱に変わるのにはさして時間はかからなかった。
 近衛騎士団という餌につられて帝国軍は攻撃方向を北の橋とアルカションに分けてしまう。
 嵐が本格化してサンダーフレアが派手に乱舞しだすと制空権どころではなくなる。
 雨が将兵の体力と気力を奪う。
 そして、最後の衝撃が
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