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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
28魔族の呪いを解けるマスターキーとして旅立つ(強奪される)カズマきゅん
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在しなかった。

 近くでは族長と族長補佐なんかも、また今生の別れをしていた。
「カズマ様の種を全ての巣に配り、この世界のサッキュバス全ての呪いを解くのだ。お前にはその務めを任せる」
「はいっ」
「さあ、行くが良い。お前はこのような僻地で、族長として終わるような子ではない、広い世界で見聞を広め、カズマ様と添い遂げるのだ。そしていつか、子を授かったら、我らサッキュバスを導く王子を産み、育てるのだ…… わが子よ」
「はい、お母様」
 族長補佐がサッキュバスを導く王子を生む、運命の少女だったようで、新人サッキュバスちゃんも親衛隊として同行したり、表彰も受けたが、アホの子だったらしく、特に重要な任務も警護役も任せられなかった。

「さて、行きましょうか、ダクネス」
「ああ、寒くないか? めぐみん」
「はい」
 サッキュバス装束の上に、空を飛んでも寒くない旅装束を着て、いつもの服装や杖を隠し持っている二人。
 アクアは気になったが、探している暇がないので、自力でアクセルの街に帰ってもらうか、ウィズがいるはずなので、どうにかなると思っていたが、アクアはいつも通り「どうにかなって」いた。
「キューーー」
 魔族に徴発され、魔族所有になっていた飛竜君だが、カズマとも再会して、めぐみん騎乗の飛竜になっていた。

 まず先行の飛竜が飛び立って見事な編隊を組み、火竜も合流して飛んで行く。
 竜専門の副官が指揮しているので、指揮官が居なくても整然と行動していたが、それだけの専門家でもレッドドラゴンに乗るのは不可能で、子供の頃から一緒に育ったか、互角に戦ったり組み伏せて従わせた勇者だけがドラゴンの背を許されるので、指揮官は特別な存在だった。
 火竜隊全部よりレッドドラゴン一匹や、指揮官一人の方が戦力としても大きい。
「それではさらばだ、サッキュバスの諸君、また会おう!」
 指揮官とカズマを乗せたレッドドラゴンも飛行し、編隊を追って行く。魔族から貸与された飛竜も、サッキュバス親衛隊を乗せ、同行するものは到着地点を教えられ自力で飛んで行く。
 変態も一人編隊を追って飛んだ。悪魔のロリ女王様も「椅子」を同行して二人ほど後を追ってしまった。

 その後、寝ている所をゆっくりと飛竜に乗せられ、椅子に縛り付けられたアクアは、空を飛んでいる感触で目を覚ました。
「あう? うぃ〜〜、ヒック、あで、何で飛んでんの? ウィズ?」
「ええ、アクセルの街に帰るところですよ、ゆっくり寝てて下さい」
「あ〜そ〜、じゃあおやすみ、グェ〜〜」
 ウィズはあちら側に行くと、帰らせて貰えないのを感じて、雇い主?を家に返すために、飛竜に乗って飛んでいた。
 荷が軽くなった分、果物など竜の食べ物も貰い、ウィズはサッキュバスの呪い開放のクエスト終了の報酬も貰ったが、ア
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