陽だまりのダークナイト
魔術結社×朱乃の過去
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ッパ氏が戻ってきた。大叔父は再び私とお母様を見ました。
「もう私達は、二度とお前達を襲撃しないと約束しよう。ただし我らとは縁を切る事。二度と会う気はない。そこにいる織斑社長の一言で、我ら姫島一族を滅亡だけは御免なのでね。姫島と名乗って構わない、さらばだ。娘と孫よ」
それだけを言い残して、大叔父はこの場から去った。取り残された私達とリアスと織斑社長とアグリッパ氏。何か交渉でもしたのだろうか?と思うと、アグリッパ氏が私達の存在と経歴をグレモリー家が譲り受ける事を大叔父に提案したらしい。誓約書にサイン入りで渡して立ち去ったと言うので、もう安心したのかお父様もお母様もホッとしておりました。
「さて、姫君に織斑社長。あとは任せますぞ」
「ま、今回はアグリッパが来なければ話が進まなかったよ。感謝する」
「いえいえ。私の力だけでなく、グレモリー家と蒼い翼によってですよ」
「それもそうか。アザゼルも来るらしいから、俺らも退散するがバラキエルと朱璃よ。俺らの事は決して喋るなよ?」
そう言って撤収した一真さんでしたが、私達は隠匿せねばならなかった存在自体を始めからグレモリーの縁者として動いた事になる。この提案を受けないのなら、蒼い翼によって滅亡させるぞと脅したと言っていました。脅迫であっても私達が何を起こしても、姫島にとって『グレモリーに仕える者達が動いた』との事。他にも提案があり、結果として私達家族はターゲットから外されましたの。
「これでよかったの、アグリッパ?この件で何かあったりしない?」
「大丈夫でございます。またああ言う輩が出た場合、すぐにこちらが対処しますのでご安心下さい。それに私は知り合いを裁く趣味はございませぬ故」
「それに蒼い翼からの者にとって、知り合いを消す事など断じてならん事。グレモリー眷属悪魔が死なれて困るのは、一真さんとサーゼクス様です。私達家族の出生をグレモリーが頂いたのなら安心です」
「だな。もう二度と襲撃されなければ、私達夫婦もこれで楽しい家族生活に戻れる。それとリアスさんと言ったか、確か我が娘に『女王』の駒が入ってると聞いた。ぜひ冥界にて娘と一緒に居てさせてもらえないだろうか」
一真さんが帰った後、私の両親はこのまま冥界へ連れ帰り大きくなった我が子を見せてほしいと。なので私はリアスと一緒に冥界へ足を踏み入れる、煌びやかで豪華絢爛なお城だった。すぐにお会いにしたのは、リアスのお母様であるヴェネラナ様。一応ここまで来てくれた蒼い翼の護衛者さんと共に。
「ごきげんよう。貴女が一誠さんやリアスの言ってた堕天使のお嬢さんね。初めまして、リアスの母でヴェネラナと言います。ここを自分の家だと思って構いません」
「一応私達が護衛してましたが、後の事は頼みましたよ。グレモリー家現
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