陽だまりのダークナイト
魔術結社×朱乃の過去
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意識にため息が出た事で黒歌が聞いて来る。
「どうしたにゃ一真?ため息が出てるにゃ」
「俺、無意識にため息出てたか。そりゃね、世界各国に居る国連軍からの定時通信による内容を見れば自然に出るさ。邪龍が暴れ回ってるらしくて、こっちに出た三体も暴れてるらしいがきっちりと遊んでると。暗いニュースだとそればかりだが、明るいニュースだと俺の昇進した事ぐらいだな」
「この前出た邪龍三体は、俺達CBが居なければ一体どうなっていたか想像出来ないな。それよりも昇進したと言うのは初めて聞いたが?」
「ここでは余り活躍していないが、どうやら俺分身体が色々とやってるからなのかもしれん。大佐から少将へと一段階昇進となったが、仕事に関する事は余り変わらん」
「ここに居る一真さんも分身体なのですの?」
と不思議になったレイヴェルの為に説明したが、ここに居る俺が本体なのか俺自身分からない。元が黒鐵改であり、黒鐵神殿に安置されてるから例え消滅されても復活出来る事は知ってる。あちこちに居る俺分身体からの情報の元、技術力を運んで来ては銃火器や兵器に関しての研究に使われる。
例えばISのエヴォルトシステムだって、俺がここに来た時には無かったシステムで月中基地本部へ戻ると技術更新されている。
「なるほど。だから月中基地本部へ戻っては、新たな兵器を取りに行く時があるのですね」
「そう言う事だが、話題を戻すとしてアイツらは面倒な邪龍ばかりだ。特にアジ・ダハーカはな」
「千の魔法を操り、ゾロアスターの善神の軍勢に牙を剥いた邪悪ドラゴン。英雄スラエータオナによって封印に近い形で滅ぼされたと伝えられてますが、アポプスや他の邪龍も聖杯により復活した可能性大です」
「滅んだとされた邪龍が復活し、テロリストの狙いがそれだったとして吸血鬼達は何が目的で聖杯を渡さないのか。グレンデルもだが、頑丈さと耐性が付いたとしても倒せる。俺らにとって最優先する事は、邪龍を封印や倒す事ではなく仲間にする事」
幸い聖杯で蘇った邪龍を仲間として迎えたら、どれだけの戦力増強となるか分からん。だが黒の駒リミッター解除すれば、邪龍と対等に戦える事も分かったから朱乃達も倒せる力を持っている。
グレイフィアの弟は一体何を考えてるか分からんが、分かってる事は邪龍を蘇らせた事だけか。こちら側には最強の龍殺しを持つサマエルが居るし、神器で倍加と譲渡をすれば、高い攻撃力と防御力を持ったとしても。
「ヴァーリチームや英雄チームは強者探しや隠された神秘を求めて世界各地を飛び回っている。ま、俺達が相手をした中だと雑魚よりも楽しめる相手と言う事かな」
「邪龍相手に殴打や斬撃しても笑いながら向かって来るし、全身血を出しながら倒れる気配を持たない。個人で戦っても一真相手なら封印何て
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