陽だまりのダークナイト
魔術結社×朱乃の過去
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ね」
リアスは私に様々な表情を見せてくれたが、一言で言うなら喜怒哀楽。お母様であるヴェネラナ様に叱られて泣いていたりと感情豊か。常にリアスの横に付いて、時には励まし時には共に笑い時には喧嘩もした。織斑社長もだがサーゼクス様やグレイフィア様、その眷属の方々にも良くして頂いた。ソーナと出会ったのもこの頃で、まだ眷属が居なかった時期。
「小猫ちゃんもだけど祐斗君も何かしらの縁があったのかしら?」
「確か祐斗を見つけた時、織斑社長が隣に居たのは覚えているけど小猫に関しては分からないわ」
駒王学園高等部に進学する頃、部活について話し合っていた。運動系か?それとも文化系か?リアスは楽しそうに駒王学園高等部の入学パンフレットを開いてたが、ソーナは生徒会長になりそうな雰囲気だったしリアスも何らかにより駒王学園を自分の縄張りかにするようだ。不意に私が持っていた本に興味を示した。
「朱乃、その本は何?」
「これは魔物や不思議現象が書かれている人間界の本で、要するにオカルトテイスト系統の本ね」
「オカルトか・・・・じゃあオカルト研究部に入りましょう!」
「オカルト研究部は確かにあったけど、部員が居なくて廃部になったと資料にあるみたいだけど」
「私が蘇らせてみせるわ。お兄様は駒王学園理事長だったはずだから、私はオカルト研究部の部長で朱乃が副部長。部員は祐斗と小猫だけど、まだ見ぬ眷属集めにはピッタシの場所だわ!」
善は急げと言って兄のサーゼクス様に連絡を入れると、面白そうだと言って私とリアスが入学と共にオカルト研究部が復活した。部室をどこにするか迷ってると、丁度悪魔にとって良い場所があると言われて案内されたのが旧校舎。ここなら悪魔稼業をしていても人間に察知されないし、会談する場所には持って来いだと言われた。
「新たな部活になれそうだけど、一緒に高校を卒業して大学部に入るの?」
「ええ。私はそうするつもりよ」
「じゃあそこまではきちんとお付き合いするわ」
「ダメ!朱乃は一生私の『女王』で友達なのだから!」
真正面から言われて素直に頷く事しか出来なかったが、私は貴女の『女王』で常に貴女の隣に立ち続けると誓った。そして私達はSSランクのはぐれ悪魔を追っていると、その悪魔が小猫ちゃんの実姉である黒歌だと判明して追うと路地裏に黒猫として化けた。逃げても無駄だと告げようと近付くと、知らない男性が黒猫を拾って帰ろうとしていた。
「その黒猫を渡してもらえるかしら?」
「私達はその黒猫に用がありますので、大人しく渡してくれないかしら?」
「その声は実に懐かしい、ケルディムの娘とバラキエルの娘か。久しぶりとでも言っておこう」
「私達を知っているのなら尚更だけど、私と朱乃のお父様の名を何故知っ
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