陽だまりのダークナイト
魔術結社×朱乃の過去
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当主様にはよろしくとお伝え下さい」
「ええ。それと一誠さんにも言っといて下さいね」
蒼い翼の者らが去った後、その言葉通りの特別待遇としてグレモリー家に迎えられた。ヴェネラナ様は一誠さんと言ってたので、まさか蒼い翼本社社長をしているとは知らない様子だった。レディとしての振る舞いと各種専門的な知識、勉強も教えてくれたが今までの生活から百八十度違う生活から戸惑いもあった。華やかな生活は神社の時に居た頃よりも快適な生活だと思った。
「にしてもまさかの縁によってここに来れたのは今でも不思議だわ」
「まあそうよね。お兄様が持っていた駒は試作品だそうだし、今貴女の中に入ってる駒が試作品から本物を頂いたら即回収するそうよ」
「サーゼクス様には感謝で一杯よ、だけどその辺りの記憶が曖昧なのよね」
「私もそう思うわ。あの辺りの記憶が無くて、今更だけど私達はどう言う風な出会い方なのかも分からないし」
私とリアスが初めて会った事を忘れているが、それが後に知った事により納得しましたわ。グレモリーのお城で生活しながら冥界や悪魔、堕天使の事について知識を蓄えていく。伝説で記されている創造神黒鐵については、余程の事態が起こらない限り教えてくれませんでした。リアスでさえ知らなかった事ですが、存在されている証拠をサーゼクス様から見せてもらった。
「さてリアス、そろそろ『悪魔の駒』を持てる歳になった。これからはグレモリー眷属として活躍してくれたまえ」
「トランクケースに一式ありますが、その中にある『女王』の駒だけを使います」
朱乃に本当の駒が入っていくと同時に試作品の駒が出て来た。そして消えて無くなったが、試作品が外に出ると自動的に消滅されていく。普段はリアスの横に付き、人間界と冥界を行き来して生活を送っている。人間界へ戻ると必ず実家がある姫島神社、それと蒼い翼本社に挨拶するようにしている。たまに母様が実家に居ない時は、必ず蒼い翼本社に居るから。
「お久しぶりでございます、織斑社長」
「久しぶりだな。朱乃、そしてリアスも元気そうで何よりだ」
「もうこんなに大きくなったとは、私にとっては嬉しい事だわ」
「母様もすっかり蒼い翼社長秘書として馴染んでますわね」
少し雑談してからだが、冥界と人間界を移動して不在だったとしても通信で連絡を入れてくれる。織斑社長からの勧めで、世界一周旅行として私とリアスは様々な観光スポットへ行く。知らない世界があるんだと思ってたけど、確かにそこは行って損などなかった。
「見て朱乃!ナイアガラの滝よ!でもこの間見た冥界の大滝の方が凄かったわね!」
「人間界と冥界の滝を比べてはいけませんわ。リアス」
「それもそうね。人間界と冥界を比べちゃうと折角教えてくれた織斑社長に失礼よ
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