44珍走団
[11/15]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
『昨日、私も一回栞に負けた。二重の極みで吹っ飛ばされて天井に張り付いて、保健室送りになった』
「「「「「「「「ええっ?」」」」」」」」
舞の不敗無敵神話が、目の前のダサ…(以下略)によって破られていたと聞いて、男も女も驚いて黙りこんだが、舞の腕に抱き着いてクネクネしている女が姐さんを倒したとは、とても考えられなかった。
「ヤダ、お姉さま、昨日はゴメンナサイ、あんなに乱暴しちゃって。でもお姉さまだって佐祐理お姉さまと一緒にあんなに乱暴に…… キャッ!」
その後、どう見ても違う戦いになって、ベッドの中で乱暴されて別の姉妹になった二人を見てドン引きする一同。
メリケンサックの栞は、何か男前な表情で抱き寄せている姐の舎弟?になって、違う盃を分けあってワカメ酒でもご馳走になり、ロザリオが必要になる方の妹にされていた。
その後、騒乱は終結し、不良どもは盗んだバイクで走り出す歌を歌ったり、ソッチ系の卒業ソングで盛り上がってから解散した。
「「「「「「「舞姐さんっ、今までありがとうございましたっ!」」」」」」」
「「「「「「「栞姐さん、今後ともよろしくお願いしますっ」」」」」」」
「へえ??」
二代目を襲名してしまった栞は、以前舞が受け取りを拒否した「北海道統一総長参上!」みたいな刺繍が入った特攻服まで舞の手から贈呈されてしった。
『今日からこれは栞が着るの、私の後はお願いね』
「へええ?」
受領したのはロザリオではなく特攻服で、妹ではなく妹分で舎弟、姉妹では無く盃を分けた義兄弟だったが、ピアノの連弾とかアヴェマリア独唱をやれるのは佐祐理だけなので、舞からは北海道総長の座を受け渡された。
栞は学校側から「四階から飛び降りて騒動を起こした件」と「レディース総長に飛び蹴りして騒動を拡大した件」さらに「暴力集団の二代目総長を拝命した件」で、その足で生徒指導室に連れて行かれ、警察官同行の元、事情聴取に入った。
さらにこの騒動の元凶、相沢祐一と川澄舞も生徒指導室に連れて行かれ、周りから見えないプレデターさんも強制参加した。
参列を拒否された佐祐理も、「あの時、全員に雷を落として黙らせたのは佐祐理です」と言って、舞と同じ処罰を受けるために参加した。
生徒指導室1 舞、佐祐理、祐一、校長などが参加。
「川澄君、全く君はいつもいつも、なんてことを仕出かしてくれたんだっ、私の経歴にもキズが付いた、どうしてくれるのかねっ?」
いつも通りの役人口調に鼻を鳴らす一同。何よりも自分の経歴が大事で、校長の後は地域の教育関連の長を目指して、生徒の将来など完全無視、出世や権力、受け取れる賄賂の額にしか興味が無い校長以下数名。
「今度こそ退学だっ、もう君のような生徒は、この学校では扱えない、すぐに出て行ってくれっ! その上、不純異性
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ