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剣聖がダンジョンに挑むのは間違っているだろうか
第9話(剣聖side)・改訂版
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移動します。

そして、私とアトゥイ、ルルティエは脱走したモンスターを捕捉する為、(ホロウ)化して探査回路(ペスキス)によるモンスターの索敵を開始。

普通の霊圧ならぬ魔力知覚でもモンスターや冒険者の捕捉はできるんですが、広範囲捕捉となると探査回路(ペスキス)の方が早く捕捉できたりします。

ちなみに(ホロウ)化している時の私の仮面は「BLEACH」のネリエルの様な羊風のもので、アトゥイは大虚(メノス)ハリベルの様な鮫――というかシャチ風のもの、ルルティエは楼十郎(ローズ)の様な鳥風のものです。ただし、嘴部分が短いのでココポっぽいです。

探査回路(ペスキス)での捕捉を終えると(ホロウ)化を解き、私とアトゥイ、ルルティエは瞬歩を使って別行動でモンスター討伐を始めます。

探査回路(ペスキス)を使った時、既にモンスターの数が15体まで減っていたので、ロキ・ファミリアが4体のモンスターを討伐したのでしょう。私達も負けてはいられません。

私はモンスターを目視する度に間合いを詰め、その体を一刀両断して行き、5体目を切り捨てた時には地表に残っているモンスターの魔力は1体だけとなっていました。

最後の1体は神フレイヤからベル君への最初の試練。私が介入して良いものか否か。そんなことを悩んでいると、私の居る所から少し離れた場所で爆発が起こりました。

いいえ。正確には爆発ではなく、地下から何かが地面を吹き飛ばして出てきたみたいです。そういえば、外伝の話で新種か強化種っぽい植物モンスターが出ていた気がします。


「あや〜、地面から何か出てきたぇ」
「テレシア様、アレは何でしょう?」


私と同じく闘技場から逃亡していたモンスターを討伐していたアトゥイとルルティエが私の横に現れ、そう尋ねてきます。それに対して私は―――


「新種か強化種かは分かりかねますが、取り敢えずモンスターであるのは間違いなさそうですね」
「アレもガネーシャ・ファミリアが……?」
「それは無いと思うぇ、ルルやん」
「そうですね。地面から飛び出して来た様ですし、何より―――」


私は弓兵の発展アビリティの効果で強化された視力で植物モンスターの現れた場所を見ながら言葉を続けます。


「第一級冒険者として名高いロキ・ファミリアの【怒蛇(ヨルムガンド)】と【大切断(アマゾン)】の打撃に耐えられるモンスターをガネーシャ・ファミリアが捕獲できるとは思えません」
「ッ!LV.5の打撃に耐えられているのですか?」
「それは面白そうな相手やぇ〜」
「まぁ、実際は耐えているというより、打撃そのものが効いていないみたいです。あそこまで効果が無いということは、相手は動物型ではなく植物型なのでしょう。
っと、エルフの
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