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剣聖がダンジョンに挑むのは間違っているだろうか
第9話(剣聖side)・改訂版
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ィアス》』は刀帯から吊るされていて、ルルティエの愛刀と愛剣である『袖白雪』と『降魔の斬輝(アリファール)』も下緒を帯に結び付けられる形で帯刀されています。

ルルティエに関しては服装的に『袖白雪』は合っているんですが、『降魔の斬輝(アリファール)』は西洋剣型なのでぶっちゃけ見た目的には似合っていません。

……まぁ、私も黄緑のエプロンドレスに二振りの大刀を吊るす様な形で帯刀しているので、人のことは言えないんですが………。っと、そんな説明をしている内にメインイベントの会場である闘技場がもう目と鼻の先です。


「テレシア様、アトゥイ様。闘技場の方が何か騒がしくありませんか?」
「本当やぇ。何や、忙しないな〜」
「何かあったんでしょうか?行ってみましょう。アトゥイ、ルルティエ」
「はい」


闘技場前広場のざわつきに気付いたルルティエに対して、私は何も知らない様に装いながら今回の事件に介入すべく、闘技場へと向かう歩を早めた。そして、闘技場前広場に着いた私達が――――


「随分と騒がしいですね」
「こんなザワついてたら、一般人が不安になるぇ」
「何かあったのですか、エイナ様?」
「っ!?ア、アストレア氏!シャッホロ氏!!クジュウリ氏!!!」


最初に見つけたギルド職員であるエイナに声を掛けると、エイナだけでなく周囲に居たギルド職員にまで驚かれてしまいました。

まぁ、驚く理由も大体は分かります。多分、怪物祭(モンスターフィリア)のモンスターが脱走してから大して時間も経ってないんでしょう。そんなタイミングでLV.10の私やLV.5のアトゥイ、LV.3のルルティエが現れたら驚きもしますよね。


「申し訳ないのですが、御三方の力を貸して頂けないでしょうか?」
「えっと、それは一体どういう……?」
「現在、ガネーシャ・ファミリアの捕獲していたモンスターの一部―――19体が檻から脱走し、東部周辺に散らばってしまっています」
「じゅ、19体!?」
「だ、脱走し過ぎやぇ〜」


原作では9体だった筈。何で10体も増えてるんでしょう?もしかして、ヘスティア・ファミリアを強化した影響でしょうか?


「はい。現在、ガネーシャ・ファミリアの団員とギルド職員が連携して市民の避難誘導を行い、ロキ・ファミリアの団員にモンスターの討伐協力をして頂いているのですが―――」
「脱走したモンスターの数が数だから人手が欲しいという訳ですね?」
「はい。お願いできないでしょうか?」
「分かりました。アトゥイ、ルルティエ」
「分かってるぇ〜」
「はい!」


私がアトゥイとルルティエに声を掛けるとアトゥイは気の抜けた返事を、ルルティエは気合の入った返事を返し、私達は同時に瞬歩を使って近場の建物の屋根へと
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