-荒くれザンク編- 7
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「さぁ、シレーナさんおよび そこの娘さん達を開放しなさいっ!」
気を取り直してランファは男を指さしビシッと言い 背に背負っている大剣を構える。
「あぁ?テメェ……ヒヨコ風情のくせにオレ様に命令するきかぁ?」
男は娘の死体に突き刺した剣を抜き、刃先をルシア達の方へ向ける。
ルシアはランファが男のを威嚇し注意を引いてる間に怯えひとつに集まっている娘たちの中からシレーナを探す。
「シレーナ!」
娘たちとはまた別に奥の方へ隔離されたシレーナを見つけた。
シレーナは両手手足を縄で頑丈に縛られているみたいだ。とても痛そうだ。一刻も早く助けてあげなくては。
「……ルシアッ!」
ルシアの声に気づいたシレーナは体をくねらせ何かを伝えようとする。
「チッ いいぜぇ。そんなにみんな仲良く死にてぇなら殺してやるぜっ。ギャハハハッ!!」
ルシアとシレーナのやり取りを見た男は突然また高らかに笑いだす。
「……逃げてっ!」
やっと出た かすれた声で必死にシレーナは訴える。…がもうすでに遅し、男は化け物の名を呼び不気味な人形の姿をしたバケモノを召喚する。
「侵せーーーアルミサイルゥゥゥ!!!」
「ミューン」
「メーン」
「ミキキ……」
「ひゃぁぁぁぁ!!あの悪趣味な人形作ったのはおまえかぁぁぁぁ!!」
何度も何度もランファを恐怖に震え上がらせたあの石できた 不気味な笑みの人形が空から何百体も降ってきたのだ。
「くっ…一体、一体はたいして強くはないけど数が多すぎるっ!」
「このっこのっ!きもいっきもいっ!あっちいけっつーのっ!」
無限に空から降り続けてくる人形たちをバッサバッサと切り倒して行くが永遠に終わりが見えてこない。男もまだまだ余裕の表情で高らかに笑っている。
「………」
シレーナは必死に体をよじらせて、ルシアになにかを伝えようと頑張るがその声は悲しくもルシアには届かない。
「はぁ…はぁ…」
戦っても戦っても終わりのない戦いに体力が限界を迎える。息を整えるためにアルミサイルの集団から離れいたルシアの前に"彼女”が現れた…。
「ウオォォォン」
「くっ」
巨大なアルミサイルに苦い顔をしながらも剣を構え立ち向かう。
「はぁぁぁっ!」
「グォォォ」
巨大アルミサイルと互角にやりあう。巨大アルミサイルは他のアルミサイル達に比べ攻撃速度が遅いためかわすのは簡単だ。
攻撃し体の表面を傷つけること数回、巨大アルミサイルの大ぶりの大回転技をかわしそして人間でいう心臓がある位置に剣を突き立てたっ。
「ウォォォォ……お…ねぇ…ちゃ…ん………」
「えっ?」
巨大アルミサイルはルシアの剣によって男の呪縛が解け機能停止する前
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