第2話
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ュバルツァー男爵は目を覚ました。シュバルツァー男爵の目覚めに喜んだリィン達は病み上がりのシュバルツァー男爵を補佐し続けた。そんなある日、シュバルツァー男爵が目覚めた事を知ったエリゼはリフィアの親衛隊の副将軍―――シグルーン・カドール中将と共にシュバルツァー男爵の見舞いやリィン達にメンフィル帝国が正式にエレボニア帝国と戦争する事になった事を伝える為にシュバルツァー家を訊ねた。
12月1日―――――
〜シュバルツァー男爵家・執務室〜
「――――父様ッ!」
「エリゼ……!?どうしてここに……仕事の方は大丈夫なのか?」
血相を変えて現れたエリゼの登場に驚いたリィンは目を丸くしてエリゼに訊ねた。
「リフィアが一時的な帰省を許してくれた事もそうですが、メンフィル帝国より兄様達に伝える重要な事もありましたので、急遽帰還したんです。それより無事で何よりです、父様……!」
「エリゼ……お前にも心配をかけてすまなかったな。それにリフィア殿下にも気を遣わせてしまったな…………」
エリゼに話しかけられたシュバルツァー男爵が苦笑したその時
「フフ、リフィア殿下は民だけでなく家臣達にもとてもお優しい方ですから、どうかお気になさらないで下さい。」
シグルーンが執務室に入って来た。
「ふ、副長!?どうして副長までエリゼと一緒にユミルに……」
「ふふ、1週間ぶりですわね、リィンさん。領主代理の務め、お疲れ様です。」
自分の登場に驚いているリィンに対してシグルーンは可憐な微笑みを浮かべて答えた。
「リィン?そちらの女性は一体……?」
「は、はい。そちらの女性は俺が所属しているリフィア皇女殿下の親衛隊の上司の一人―――――”副将軍”を務めておられるシグルーン・カドール中将閣下です。」
「―――お初にお目にかかります。私はリフィア皇女殿下親衛隊副長にしてカドール伯爵の妻、シグルーン・カドール中将と申します。以後お見知り置きを。」
シュバルツァー男爵に訊ねられたリィンはシグルーンの事を説明し、シグルーン会釈をして可憐な微笑みを浮かべた。
「リフィア皇女殿下の………お初にお目にかかります。シュバルツァー男爵家の当主、テオ・シュバルツァーと申します。いつも息子の面倒を見て頂き、誠にありがとうございます。」
「フフ、こちらこそご子息にもそうですがご息女のエリゼには殿下共々お世話になっていますから、お互い様ですわ。」
「お気遣いありがとうございます。それよりもエリゼ、先程メンフィル帝国より私達に伝える重要な事があると言っていたが、シグルーン中将閣下がご一緒されている事と関係あるのか?」
シグルーンの答えに謙遜した様子で答えたシュバルツァー男爵
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