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衛宮士郎の新たなる道
第24話 猟犬の群れに帰る迷い犬達
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っ!」
 「ほぉ・・・」
 「ふむ」

 だが周囲の反応などお構いなしに、リザは士郎を決して逃がさないように頭を押さえた上で、さらに士郎の口内に舌を侵入させる。

 「ふぐむ!?」
 「んん・・・ちゅる・・・んん・・・れる・・・」

 それを続ける事30秒ほど。
 満足したと言う事か、士郎の口から自分の唇を離すリザ。

 「リ、リザさん・・・な、何で!?」
 「別に返事なんていらないぞ?ただオレが我慢できなくてしただけだからな。それと――――」
 「そ、それと・・・!?」
 「――――士郎、お前を愛してる」
 「えっ――――――」
 「って事で、じゃあな!」

 一瞬で女の顔から何時もの彼女らしい笑顔に戻り、またしても士郎の反応も見ず返事も聞かず、未だ驚き続けているフィーネの手首を掴んで玄関を出て行った。
 そして残された士郎は――――。

 「えぇえええええええええええぇええええええ!!?!?」

 頬を紅潮させたままの士郎は、キスされた自分の口を押さえながら、ここ最近で一番の驚き様を見せるのだった。
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