暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic24-B列車砲ディアボロス攻略戦〜Mother & Daughters〜
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」
「相棒だから!」≪相棒ですから≫
視界の揺らぎが治まってきた中で、「ギン姉・・・!?」の姿を探す。ギン姉は脇腹を押さえて地面に伏せてた。急いでギン姉のところに降下して、「大丈夫!?」駆け寄って手を伸ばそうとして、「いっつ・・・!」左腕が動かないことに気付いた。
(お母さんのアッパーをガードした時に・・・?)
でも指先はなんとか動くから、神経ケーブルや人工筋肉が断裂したわけじゃないっぽいし、触った感じからするとフレームが歪んだわけでもないっぽいから、一時的な麻痺だと思う。そう言えばさっきのアッパーの前にも、お母さんの攻撃をガードしてたし・・・。
「スバル・・・。私は、大丈夫・・・。痛覚を遮断すれば、もう少しの間は戦える」
よろよろと立ち上がるギン姉を動く右腕で支える。痛覚の遮断は、あたし達の最後の手段だった。人と同じように痛みを感じるあたし達だけど、意図的に遮断することが出来る。痛みを無視できるから無茶も無理も出来るけど、致死レベルのダメージを受けてもすぐに判らないってデメリットがある。
「はぁはぁ・・・、母さんは?」
「えっと・・・」
お母さんが墜落したところを見ると、ゆっくりとだけど両手を付いて上半身を起こしてた。防御力が異常に高い。地下水路での戦闘の時は、あたしとギン姉の拳は掠りもしなかったから判らなかったけど、この戦いで判った。打った時の感触は明らかに人のものじゃない。今さらな事実確認だけど・・・。お母さんもやっぱり、全身をサイボーグ化されてる。
「スバル。ルシルさんから預かったカートリッジ、アレを使いましょ」
ギン姉が提案したのは、出撃前にルシルさんから預かったカートリッジを使おうというもので、ルシルさんの強大な魔力が封じ込められてる。使用上の注意とかが出されるレベルのカートリッジ。
「純粋魔力攻撃であるディバインバスター。それに懸けましょう、スバル」
「強過ぎるから、あんまり使いたくなかったんだけど・・・」
「持久戦になると、正直・・・勝てないと思う」
ギン姉は自分の“リボルバーナックル”から、首や肩をグルグル回してるお母さんへと目を向けた。そしてまた放出した魔力を、“デリンジャーナックル”と“ソニックセイバー”の高速回転させたナックルスピナー4つに纏わせた。その状態で右腕を引いたから・・・
「っ! スバル!」
「う、うんっ!」
あたしとギン姉は左右に散った。30m近く離れてる中で腕を引いた。さっきみたく高速突進からの拳撃っていう可能性の中に、遠距離攻撃っていう可能性も生まれたから。あたし達の直感は正しかった。ほぼ同時、お母さんは「ストライク・・・イーグル!」引いてた右拳を前方に突き出して、スピナーに纏わせてた魔力を砲撃として放った。砲撃
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