暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic24-B列車砲ディアボロス攻略戦〜Mother & Daughters〜
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たしとギン姉の元に突進して来た。真っ先にギン姉に接近して、左腕を大きく振りかぶった。明らかな大振り。カウンターとしてギン姉の繰り出した正拳が先制しそう。

――ストームファング――

けどお母さんは、左腕を引いた勢いを利用して上半身を捻りながら深く伸脚しつつ、後ろ払い蹴りでギン姉を足を払った。ギン姉の体が宙に浮いたところに、立ち上がりながらの回し蹴りで「かはっ・・・!」空いていた左脇腹を蹴って吹っ飛ばした。払い蹴りからの回し蹴りっていう、お母さんの連撃技・ストームファングだ。

「次はあなたよ」

また超高速で突進して来たお母さん。迎撃はダメ。カウンターを食らう確率が高すぎる。横や後ろに移動しても追い付かれる。

(だったら・・・!)

あたしはその場でジャンプしてウイングロードを発動しようとしたところで、「えっ・・・?」足首を掴まれて、そのまま背中から地面に叩き付けられた。

「あぐ! げほっ、ごほっ」

「はっ!」

「っ!」

お母さんは一回転した後、あたしを地面すれすれを滑空するように放り投げてきた。しかも仰向けだったから、「いたっ!」背中から落ちてゴロゴロと転がる。起き上がり途中、もうすぐ目の前にお母さんが来ていた。

――ハウンドダッシャー――

直感だった。お腹に向けてアッパーを繰り出されたって頭が判断する前に、両腕を咄嗟にお腹の前にクロスさせてガード。

「ぐぅ・・・!」

ガード越しに伝わる衝撃に、両足が浮いたのが判った。間髪入れずに「っか・・・?」顎にアッパーを受けて視界が揺らいで、体がさらに宙に浮いた。そして最後にお母さんは、仰向けで後ろに倒れ込み始めたあたしに、ベリーロールからの打ち降ろし蹴りを繰り出してきた。揺れる視界の中、避けられない、って諦めかけた時・・・

≪Wing Road !!≫

“マッハキャリバー”が左脚側だけにウイングロードを発動してくれて、その意思で走った。今のあたしから反撃が来るとは考えてもいなかったみたいで、お母さんはあたしのオーバーヘッドキックを「あぐっ!?」お腹に受けた。

≪Rail Slasher !≫

あたしの足元から頭上へ向かって落ちてくお母さんに対して、“マッハキャリバー”はウイングロードを∩字に展開して、お母さんの頭上に通した。そして“マッハキャリバー”の意思による打ち降ろし蹴りをまた「ぐっ!」お腹に打ち付けた。勢いよく地面に落ちたお母さんを横目に、あたしはそのままウイングロードに着地した。

≪大丈夫ですか?≫

「ぅ・・・あ、う、うん。ありがとう、マッハキャリバー。おかげで助かったよ」

≪お気になさらず。あなたを守り、共に走るのが私の望みですから≫

「マッハキャリバー・・・。うんっ。あたし達は――
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