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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic24-B列車砲ディアボロス攻略戦〜Mother & Daughters〜
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る。それより早くお母さんは「次が楽に打ち込めるって?」あたしに裏拳を繰り出して来た。上半身を反らして躱して、すぐに上半身を跳ね上げる。真っ先に視界に入ったのは、「はっ!」ギン姉が“リボルバーナックル”による左の正拳突きをお母さんに繰り出して、お母さんが左手の平で受け止めた様だった。
「はぁぁぁぁッ!」
すかさずあたしも、ナックルスピナーを高速回転させた右の“リボルバーナックル”による拳を繰り出した。お母さんはあたしに背中を向けていたけど、「むぅ・・・!」余裕で右手の平で受け止められた。
「必ず私を挟み込むような位置取り。たった二度の攻防だったけど、すぐに考え至ったわ。・・・この程度で!」
「「いたっ・・・!」」
お母さんがあたしやギン姉の拳をギュッと握りしめてきたから、思わず痛みに悶えてしまった。お母さんはさらにそのまま、“ソニックセイバー”のローラーを駆動させて高速旋回。ジャイアントスイングのようにぶんぶん振り回された後・・・
「っ・・・!」
ギン姉がまず放り投げられて、「わっ・・・!」続けざまにあたしも宙に放り投げられた。目の前にはギン姉。ぶつかる、って思ったところでギン姉が「ウイングロード!」を発動して着地して、「っと!」あたしを抱き止めてくれた。
「あ、ありがとう、ギン姉・・・!」
――ウイングロード――
「うん。って、お礼はまた後!」
ギン姉がウイングロードの先端を下方に向けて伸ばした。お母さんがウイングロードをこっちに向かって伸ばして来てるからだ。そしてギン姉とお母さんのウイングロードの先端が激突して、バキバキってお互いに崩し合って止まった。
「「はぁぁぁぁぁッ!」」
ギン姉とお母さんが真っ向から突撃し合って、あたしもギン姉の後ろを追走する。スタンバイするのは、あたしの憧れの人であるなのはさんの砲撃魔法から名前を取らせてもらった、あたし唯一の砲撃魔法。
「せやっ!」「っらああ!」
2人は同時に跳び上がって膝蹴りを繰り出して脛同士が激突。ガツンと激しい衝突音が轟いた。ギン姉は宙に居る中でお母さんの両肩を鷲掴んで、ウイングロード上に押さえ込んだ。砲撃の準備は完了。ここでギン姉はお母さんの両肩を掴んだまま前転して、仰向けのお母さんの体が露わになった。
「ディバイン・・・!」
お母さんが反応して行動を起こす前に、左拳の前に作り出していた魔力スフィアをお母さんのお腹に押さえ付けるために拳を振り降ろそうとした時、お母さんが「惜しい。私の足を押さえるべきだった」って、“ソニックセイバー”のジェット噴射を利用して「っぐ!」あたしのお腹に右の爪先を打ってきた。
「かはっ・・・!」
あたしは空中に蹴り上げられた。お母さんはその勢いのまま首を支えに倒立して
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