第1話
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ユミルを出発したリィン達は途中に襲い掛かってくる魔獣達を撃退しながら目的地に到着した。
〜ユミル渓谷道〜
「あ……石碑ですわ……!」
「と言う事はこの周辺に先程の咆哮の持ち主である魔獣がいるのか……」
石碑を見つけたセレーネは声を上げ、トヴァルは警戒の表情で周囲を見回した。
「……僅かだがあの石碑から魔力を感じるな。」
「ええ……今は収まっているようですが……」
石碑から魔力を感じたリウイの言葉にペテレーネは静かな表情で頷き
「………8年前の事件の原因でもある場所……俺にとって、どうしても因縁を感じる場所だな。」
「兄様…………」
そしてエリゼがリィンを心配そうに見つめているとその場に地鳴りがすると共に咆哮が聞こえて来た!
「近い……!」
「―――来たか。」
敵の気配を感じたリィン達が振り向くと何と崖の上に巨大な人形―――”魔煌兵”イスラ=ザミエルが現れた!
「何だ、あれは……!?貴族連合の”機甲兵”と若干似ているようだが……」
「ユミルにあんな存在がいたなんて……!」
「まさか先代史文明のゴーレムのような存在でしょうか……?」
「恐らくそうだろうな。しかも相当な力を持っているな。」
未知なる敵の登場にトヴァルとエリゼが驚いている中ペテレーネの推測に頷いたリウイは真剣な表情でイスラ=ザミエルを見つめた。するとイスラ=ザミエルは跳躍し、リィン達の前に着地した。
「――――全員、構えろ!これより目の前のゴーレムを撃破する!」
「はい……!来い――――ベルフェゴール!!」
「行きます……!」
そしてリウイの号令に頷いたリィンはベルフェゴールを召喚し、戦闘を開始した!
「―――――――」
戦闘開始早々敵はリィン達目がけて4本の腕にそれぞれ持つ剣を振り下ろした。
「嵐の力よ!――――ウィンディング!!」
「!?」
しかし敵の攻撃に対してリウイは魔剣に暴風を纏わせた魔法剣技で真正面から対抗し、更にリウイの膨大な魔力や闘気が込められた魔法剣技はあまりにも威力が凄まじい為敵の攻撃を弾くだけでなく態勢をも崩させた。
「伍の型――――光鬼斬!!」
「そこですわ―――スパイラルピアス!!」
敵の態勢が崩れるとリィンとセレーネがそれぞれ左右から強烈な一撃を叩き込み
「アークス駆動――――エアリアル!!」
「エニグマ駆動――――カラミティエッジ!!」
「深淵の魔槍よ、我が敵を貫け―――死愛の魔槍!!」
「燃え尽きなさい―――メルカーナの轟炎!!」
二人に続くようにオーブメントの駆動や魔術の詠唱を終わらせたトヴァルとエリゼ、ペテレーネとベル
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