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機動戦士ガンダム SEED C.E71 連合兵戦記(仮)
第7話 市街地戦突入
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合いから対空機銃弾の豪雨を浴びた。
20o対空機銃弾は、戦車の放つリニアガンすら弾き返すジンの装甲に火花を散らせただけで終った。

だが、ジンに随伴していた兵員輸送車3両はそうはいかなかった。
兵員輸送車の薄い装甲は、段ボールの様に穴だらけにされた。

操縦席の強化ガラスが砕け散り、運転手の肉体が粉々になる。
バッテリーが撃ち抜かれ、車内に残っていた兵員は、逃げる暇すら与えられることなく爆発に呑み込まれた。

尤も攻撃を受けた時点で車内にいた兵員は全員機銃弾で引き裂かれていた為、火葬された様なものであった。

周囲に展開していたザフトの機械化歩兵は、全員が防弾性能の高いボディアーマーを着用していた。
だが、航空機の装甲を貫き、爆発する様に出来ている機銃弾の前では無力だった。

「ぐぁ」
「ぎゃあ」
「足がっ!」
「痛いっ、畜生!」
それは、手足に掠っただけでも致命的な結果を齎した。
人体の破片が飛び散り、むせる様な血と硝煙、鉄の臭いが辺りを支配する。
胴体に被弾した兵士は風船の様に破裂し、肉片と鮮血を撒き散らす。

「俺の腕がぁ!」右腕を失ったあるザフト兵は、地面に落ちたその名残を拾おうとした、
次の瞬間彼は、上半身を吹き飛ばされた。


歩兵部隊を紙屑さながらに引き裂いた機銃弾はジンにも浴びせられる。
だが、リニアガンタンクの主砲すら弾き返すジンの装甲の前では火花を散らせることしかできなかった。

「よくも仲間を!」
眼下で繰り広げられる殺戮劇を見せつけられたジンのパイロットは、
重突撃機銃を銃弾の雨が吐き出される場所に叩き込む。

76o弾数発を受け、そこに放置されていたスカイデストロイヤー対空自走砲は大破した。

「対空戦車か?!」
スカイデストロイヤーは、穴だらけにされ、黒焦げの残骸になっていたが、ぼろ屑のようになった防盾で、辛うじて判別できた。

彼は、市内で最初に敵を撃破するという武勲を立てた。
そして同時に彼を援護する筈だった歩兵部隊を喪失していた。少し前に突入し、壊滅したバルク小隊の様に…

「無事か!?」指揮官からの通信が入った。

「中隊長、生き残っているのは私だけであります!」
そう返答したジンのパイロットの声は半ば涙声であった。

「ヨセフ後退しろ!近くのカーンの斑と合流するんだ」
次の瞬間、ジンのメインカメラが砕け、正面モニターは、白黒の砂嵐に覆われた。


「何!」
直後、周辺の廃墟から地球連合兵が携帯型対戦車ミサイル等の火器で一斉に攻撃を仕掛けた。
流石にNJによる電波障害の下であった為、外れ弾も多く、
命中してもリニアガンをも弾くジンの分厚い装甲に弾き返されるか、
あるいは表面で爆発して
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