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真剣で私に恋しなさい!S〜それでも世界は回ってる〜
42部分:第三十八話 世間は狭いもの
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うだろう……奥義!七大地獄への誘い(ワールド・ツアー)!!」


遠くからでも聞こえた微妙なネーミングの技名と共に、高威力の矢がバイクを貫いた。流石は那須与一だ!


「な、なんだぁぁぁぁ!?」


相手は訳も分からずに空中に身体を投げ出される。


「ついでにオマケだ。ジェノサイドカッター!!」


強力な回し蹴りを相手に叩き込み多摩川へと落とす。頭上から落ちてくる義経の鞄をキャッチすると、とりあえず傷は無いようだ。良かった良かった。


「ほら義経、鞄」

「ありがとう与一、天城くん!」


鞄を義経に渡すと、義経はお礼を言ってきた。与一はどこかへ行ってしまった。どうやらまた中二病を発揮したようだな。よくやるよ……


「今の技……ヒュームさんのジェノサイド・チェーンソーだね。なんで悠里が使えるんだい?」

「一時期だけ鍛えられたから、その時に技を盗んだんだよ。威力は本家より劣るけどな」

「なるほどね……しかし、あのヒュームさんに鍛えられてよく生きてたね」

「そうなんだよな〜……」


今でも生きてるのが不思議だよ、ホント。




それから時間は過ぎて昼休み。
俺と大和は昼食を屋上にある給水タンクの上で過ごしていた。ここは一番高いところにあるため、丁度いい風が吹いている。季節は初夏だから日差しが強いが、風が気持ちがいいから昼寝には最適だ。大和は既に寝てしまい、俺もまどろみの中に入っていた、その時


「おっ、こんな所で昼寝している男のコと見慣れた男のコはっけーん」

「ん……っ!?」


突如、頭の上から声が聞こえた。俺は反射的に上を見ると、そこにいた人物に驚いてしまった。何故なら、彼女はここではなく京都の人間。今までこっちに来るなんて聞いていなかったというのに、川神学園の制服を着ている。


「久しぶりだね。悠里くん」


その人物、納豆小町こと松永燕は意地悪そうな笑みを浮かべて俺に話しかけてきた。
2009年夏……例年以上に熱い夏が始まろうとしていた。
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更新遅くなりました

年度初めで色々忙しくなりまして、しばらくはこんな状態が続きますが、どうか応援お願いします。

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