第五話「MSvsIS」
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あげてもよくてよ?」
「……僕は誰からの手を借りないでお前を倒すんだ」
そう、僕は誰の手も借りずにコイツを負かしたいんだ!
「あら、変な見栄を張らなくてもいいのに?」
「僕はお前を倒す」
僕はキッパリと言った。
「……いいですわ? 明日の決闘、楽しみにしてますわよ?」
そう言うと、セシリアは高笑いを上げて食堂を後にした。僕はこれまでの特訓の成果を信じ、明日の決闘に臨む。
*
そして決闘当日。僕は明沙と共に第三アリーナへと出向いていた。僕がスタンバイされているカタパルト側の観戦室では一夏達や教員らも見守り、その中でカミーユが僕に助言を言い渡した。
「アムロ……これだけは一様言っておく」
「カミーユ……?」
「……落ち着いて、リラックスしろ? 勝つ、負けるなんて考えるな」
僕の緊張を解そうとしてくれたのだろう。僕はそんな彼に微笑んで頷いた。
「……わかったよ、じゃあ行ってくる!」
僕はガンダムを装着した。カタパルトへ両足をセットし、いざ発進する。
「アムロ……?」
「……?」
サポート用のヘッドホンを片手に明沙が居た。僕は彼女に言い残す。
「勝って来るから……」
そして、僕はガンダムを装着してカタパルトから飛びだって行った。
上空には先にセシリアと彼女の専用機ブルー・ティアーズが浮遊していた。
「あら、逃げずに来たのですわね?」
見下すように彼女は僕らにそう尋ねた。
「当然だ。今からお前をやっつけるんだからな?」
僕は強気にそう言い述べる。
「まあ、いいですわ? でも、後で後悔しないよう今からチャンスを与えます」
「チャンスだと?」
どこまで人を見下せば気が済むんだと、一夏は睨んだ。
「今からそのMSを解除して、私の前に膝を屈するのであれば、これまでの無礼を許してさしあげますわよ?」
「バカにするな! 誰がお前みたいな奴に従うものか!!」
僕は激怒した。すると、セシリアはニヤける。
「そうですの……それでは覚悟なさい!?」
(アムロ! 敵から強い熱源反応が……!?)
明沙の無線が咄嗟に入り、僕はセシリアのライフルを見る。
すると、セシリアは主力武装の一つでスナイパーライフル、スターライト・マークVが太い閃光を放った。
「……!?」
この至近距離では避けきれないだろう。しかし、僕はその直後彼女の動きが見えた。僕はそれを見計らい、彼女の攻撃を交わしたのだ。
「この至近距離で射撃をかわした!?」
「そこだ!?」
かわすと同時に僕はビールライフルを放つ。しかし、それはセシリアにかわされた。代表候補性とは言えどもやはり反射神経は侮れない。
「射撃の精度はそこそこですわね……!?」
彼女が見るに、僕の射撃力は自分よりは劣るも、それなりに高かった。
「落ちろー!」
しかし、僕が射撃したとし
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