夏の選抜 後編
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Nバスターキャノンをすぐに捨て、右手首からもライトセイバーを発生させ、騎士ユニコーンガンダムに反撃する。しかし容易に盾で防がれ、剣を水平に斬り払ってきた。左手のライトセイバーで剣を防ぎ、すぐに騎士ユニコーンガンダムから距離を取る。
「ドラゴンファング……! 」
ドラゴンファング四基を射出し、騎士ユニコーンガンダムに砲撃する。騎士ユニコーンガンダムはアステロイドの影に移動し、盾代わりに防いでは次へと移動していく。
そして次のアステロイドが破壊されると、騎士ユニコーンガンダムの姿を見失う。
「!どこ…………! 」
すぐに探そうとしたところ、背後に回っていた騎士ユニコーンガンダムに、ドラゴンファング二基と左肩が切断された。
「うしろ…………! 」
振り向くと同時にライトセイバー二刀を水平に斬り払ってたが、既に騎士ユニコーンガンダムは距離を取っていた。
「どうしよう…………」
ドラゴンファングを収納し、騎士ユニコーンガンダムを見据えながら呟く。今までバトルしてきた中でも、確実にトップクラスの実力だ。
『お主は、自身の勘に頼って戦う傾向にある。それは悪い事じゃない。むしろいい事じゃ。じゃが、勘だけで勝てるほど、シンドウ君は甘くはない。
そこでじゃ。もう少し視野を広げてみるがいい。お主のその勘を、最大限に活かすのじゃ』
イチヨウさんが言っていた事を振り返る。
「しやをひろげる…………まわりをみるってこと? 」
騎士ユニコーンガンダムを視界から外さぬように、実際に広く見てみる。……………いわがいっぱいあるだけ……。
呑気にそんなことを考えていると、騎士ユニコーンガンダムが接近してきた。剣とライトセイバーがぶつかり合い、剣撃を繰り返す。
『…………弱いな』
「っ…………! 」
次第に押されていき、機体にダメージが入る。
どうしよう…………!
焦りが募り、本人は気づいてないが動きが悪くなり始める。
『…………一旦頭を冷やせ』
それを見かねたのか騎士ユニコーンガンダムは、機体を翻し、回し蹴りを繰り出した。蹴りは胴体に入り吹き飛ばされ、体勢を整えきれずアステロイドに激突する。
『なにをごちゃごちゃ考えてる?お前みたいな奴が考えても時間の無駄だ。それに、何か違うことをしようとしているようだが、付け焼き刃で勝てると思ってるなら大間違いだ。いつも通り戦え』
「……………いつもとおりじゃ、ここにきたいみがない……」
アゲハの言葉を聞き、さっきよりは冷静になった頭で答える。
『馬鹿な事言うな。お前は初心者なんだろ?なら今自分の得意な事を磨け。今できる事を伸ばせ。それから新しい事をやればいいだろ』
「っ………………わかった」
アゲ
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