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STARDUST唐eLAMEHAZE
第三部 ZODIAC CRUSADERS
CHAPTER#52
FAREWELL CAUSATION?〜Silver&Crystal Rond〜
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! 尚も増算現在進行中。
 だがソレを嘲笑うように真王、ファフニールは
防御も回避も葉鳴りすら示さず泰然自若の様相で屹立する。
 コレなら複雑な陣形は必要ない、最初から技を無視した力任せの、
通常絶対在り得ない戦形を行使出来たにも関わらず
“ソレでも” 撃すれば撃するほど致命が遥か遠くなるコトを
決定づける危殆を迫られる結果と為る。
 ダメージが無いワケでは亡い。
 だが10万が10、100万が100、一億が1000減った所で
生まれるのは希望ではなく絶望。
 疲弊なく常に全力で稼働出来る能力(モノ)は、
怨みを犠牲(エネルギー)にして死んでも尚動くスタンドでもない限り
存在し得ない。
 唸る剣戟、穿つ尖槍、()()ける断斧、
その他貫矛、潰槌、破鎌、剛弓、裂輪、錬盤、
あらゆる武器があらゆる技で撃ち込まれても
暗黒の大樹は躊躇(たじろ)ぎもしない。
 傷は、眼を凝らすと視える掠り傷程度のものは樹皮に浮かんでいるが
ソレを致命へと齎す能 力(ジャスティス)は敵の手中、
全て徒労に阻まれる。
 能力が「意志」を持つ事が災いした、
一人一人個性があるため戦姫の中にはもう攻撃を止め、
本 体(ヴィルヘルミナ)の守護に移行(シフト)してしまった者も
複数見受けられる。
 勝負にならない。攻防にすら成っていない。
 正に大樹に(じゃ)れつく仔猫に同じ。
「――ッ!」
 己が焔儀の中でも最大の威力を誇るモノを二発、
それも無防備状態で喰らっているにも関わらずこの絶対的戦力差。
 玲瑞の晶姫足る彼女、氷徹の仮面にも焦慮の亀裂が走る。
 数多くの紅世の徒を討滅した、顕現した紅世の王とも対峙した、
ソレ以外のスタンド使い(異 能 者)とも交戦した事が在る。
 それでも――!




“コレは” 無い! この『差』は在り得無いッ!





(キャ)(キャ)(キャ)()()。そう気已(きや)むまいぞ?
(なれ)の慰撫、中々に奮えたわ。
“冥獄” の小僧には及ばぬが、アレとは(ねや)(とき)が違うでな。
余り(いや)むでない』    



 焼疵(キズ)はごく僅か燻された香気のみが揺蕩う不毛の戦場、
その禁忌の蘭麝(らんじゃ)耳朶(じだ)を弄する(こえ)により、
心象に受けた衝撃とは真逆の感情に屈しそうになる。
 現に自制が尋常の戦姫の幾人かは、
その存在に惹かれ仲間に止められている。
「通用、しないのでありますか……」
 バカンッ、と白面が目庇(まびさし)のように撥ね淑女の美貌が露わになる。



沙呈(サテ)、そろそろ死ぬるか?』



 惨虐と
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