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真剣で私に恋しなさい!S〜それでも世界は回ってる〜
4部分:第二話 悠里対百代
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代の部屋に向かうというのが明白なため、鉄心は満足そうに頷き、ルーは悠里を追って出て行った。
……余談だが、百代を運ぶときの悠里の抱え方がいわゆる『お姫様抱っこ』で、手伝いに来てた数人のおばさん達が「あらあら、まあまあ」と言って見ていたとか。





試合が終わって10分後、百代は目を覚ました。
初めは少しぼぅとしていたが、隣に悠里がいることに気づくと何があったか思い出したようだった。


「私の負けか……」

「そうだね。身体は?変なところ無い?」

「ああ、大丈夫だ」

「そっか。鉄爺には俺から言っておくから、モモちゃんはまだ休んでなよ」

「わかった」

「じゃあ、後「悠里」ん?」

「今度から私の事は『モモ』と呼び捨てで呼べ」

「……なんでさ?」

「いいからそう呼べ。私に勝った男が子供っぽい呼び方なんて納得できるか」

「まだ子供だけど……」

「わ か っ た な ?」


……なんだろう?勝ったのは俺なのに何故命令されてるんだ?俺は……


「わかったよ……じゃ、モモは大人しく寝ててよ?」

「ああ。……悠里、今日はありがとうな」

「……クスッ。うん」

「っ!?///」


悠里の顔を見て百代はガバッ!と布団を被った。とりあえず元気そうで安心した悠里は百代の部屋を出て行った。






「あ、危なかった……」


悠里が部屋から出て気配が遠くなった事を確認すると、百代は布団から出て来た。名前を呼び捨てにして呼ばせるのはいい。たが、あの笑顔は反則だった。呼び捨てだけでも赤面するのに、最後の笑顔でとどめが刺されたと思う。


「大体、悠里め……なんだあの笑顔は……反則だろ///」


あれは完全に不意打ちだった。しかも、思いの外恥ずかしくなってしまい、今の百代の顔は真っ赤だった。
こうして悠里と百代の対決は、悠里の勝利で幕を閉じた。
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弁慶のシーン追加とか最高ですね!あと燕ちゃんも確定でうれしー!!
あとは橘さんとか義経を!

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