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IS《インフィニット・ストラトス》〜鉄と血と華と〜
第八話 止められない
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つ。
「ミカ!大丈夫か!」
「三日月さん!」
砂埃が晴れると箒、セシリアが彼の元に駆け寄ってくる。彼はゆっくりと立ち、バルバトスを待機状態にさせながら
「俺は平気」
「よかった……」
「心配しましたわ……」
箒とセシリアがそれぞれ言うと顔を見合わせる。
「オルコット、何故お前がミカを心配する」
「あら、私が三日月さんを心配してはダメなのですか?篠ノ之さん?」
「……そもそもミカに態度を変えすぎだ、猫かぶりめ」
「嫌ですわ、私は本当に三日月さんの事を心配しているだけなのに」
「ぐぬぬ……」
にらみ合う二人。三日月はそんな彼女達を放っておき千冬の側に近づく。
「あれどうするの」
「……止めるしかないだろう」
セシリアと箒のケンカは千冬からの出席簿制裁という形で場は収まったという。
※
時間は過ぎ放課後、三日月が代表になったということで軽いパーティーが開かれ、彼は終始何かを食べていたのは別の話だ。そしてそれは終え、自室に戻る三日月と箒……と
「……オルコットが何故私達に付いてくる」
笑顔で三日月の横にいるセシリアだ。
「三日月さんに勉強を教えてくれと頼まれましたの、だからこうして付いてきてるのですわ。本当は二人きりが良かったのですが……」
最後の方が良く聞き取れなかったが、箒は本当か!と三日月に向く。
「うん、前に頼んだんだ」
「な、なら私に頼れば良いだろう!」
「箒、頭良いの?」
「そ、それなりにはな!」
それなりってなんだよ、と三日月は呟く。何だかんだあって部屋にたどり着いた三日月達。先に三日月、その後に箒、セシリアの順に部屋へと入る。
「ここが三日月さんのお部屋……」
「私の部屋でもあるがな」
「……」
一言余計だと言わんばかりに箒を睨むセシリア、そんな彼女達を尻目に三日月は鞄をベッドに投げ捨てると
「……あ、シャンプーって残ってたっけ」
思い出したかのように三日月は言う。
「む、そういえばきれてたな……」
「まだ購買やってるだろうし買ってくる、セシリアは適当に寛いでて」
「はい!」
直ぐ戻ると言い残し三日月はシャンプーを購入するために部屋を後にする。残された箒とセシリア、暫しの間無言の時間が続き
「所で篠ノ之さん?お尋ねしたいことがあるのですが」
静寂を破ったのはセシリアだ。箒は彼女の方に向き
「何だ」
「前々から思っていたのですが、三日月さんと篠ノ之さんはどのようなご関係で?」
「何故そのようなことを
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