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カードファイト!!ヴァンガードG ネクステージジェネレーション
turn:33 東雲ショウマ
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「トリプルドライブ!1枚目」
【フレイム・オブ・ビクトリー】クリティカルトリガー
「パワーはエリオ!クリティカルはプラチナエイゼルに!2枚目」
【双聖獣 ホワイトライオン】トリガーなし
「くっ!」
東雲はこのとき手札を見ていた
スヴィティの効果で引いたのは衰微の女神ヘル
たとえ次にスタンドトリガーが出ても彼は残りの攻撃をすべて防ぐことが出来る
エリオの効果を使うだけのコストはない
長期戦ならば東雲が有利、つまりハジメが勝つにはここでクリティカルを引くしかない
「サードチェック!」
【フレイム・オブ・ビクトリー】クリティカルトリガー
「っしゃあ!」
ミスリルエイゼルの攻撃がフェンリルを飲み込んでいく
【枷の戒め ゲルギャ】
【衰微の女神 ヘル】
【戦巫女 ククリヒメ】

手を叩いてハジメの勝利を祝福する東雲
「よくできました」
ファイトが長引くと考えガードの手を温存していた東雲
だがそれによって一瞬の隙が出来た、ハジメはその隙を逃さなかったのだ
「(こういう揺らぎも悪くないね………)」
そう考え眼鏡の位置を直す東雲
「いいだろう、何があったか教えてあげよう、我々カンパニーは完全なる未来という目的のため、利用できる人材を探していた、ラミーラビリンスとは、そのための素質を持った人材の中から選ばれたもの」
東雲の話を聞いてアムの方を見る一同
「彼女の両親の事は、ハジメも知ってるかな?」
「そういや、俺たちぐらいのころ、事故でずっと入院してたって」
「その治療を支援していたのがカンパニーと協力関係にあった事業でね、その代わりに彼女に我々の協力をさせていたんだ」
東雲の言葉にアムは振り返ってその場から立ち去ろうとする
「ごめんね、ハジメ、私は………」
「なに言ってんだよ」
そう言ってハジメがアムの頭をはたく
不意を突かれたアムは困惑していた
「確かに昔色々あったのは事実だろうけど、今は仕事で大変な思いをしながら、俺たちの面倒見てくれてるじゃねえか」
幼い日、夜中に一人リビングで台本と格闘しているアムの姿を偶然目撃したハジメ
頭がゆっくり揺れていたがやがて目を擦り再び台本に向き合った
疲れているはずなのに、自分たちの前ではそれを決して見せようとしないアムの姿をずっと見てきた
「気にすることないんだ、俺たちは感謝してるんだぜ………母さん」
ハジメの言葉にアムは彼を抱きしめた
「ハジメ………」
「ほら泣くなよ………大したことじゃないんだから」
二人の親子の絆を感じるタイガとメグミ
「ちなみに、カンパニーの後で治療を引き継いだのが綺場財団でね、シオンとの馴れ初めもそれがきっかけなんだよ」
東雲がタイガたちに耳打ちした言葉でアムは固まったかと思うと顔を真っ赤にした
「さて、昔の話はそこまでだ
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