暁 〜小説投稿サイト〜
真剣で私に恋しなさい!S〜それでも世界は回ってる〜
23部分:第十九話 金曜集会
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里、幼なじみが困っているぞ。金銭面で助けてくれ」

「俺かよ……アルバイトしなさいよ」

「また現場で積み荷を担ぐ日々が始まるのか」


何故か鳶服が似合うモモは度々工事現場で目撃される。ちなみに俺は短期で色々なバイトをするが、今はバイク便が多い。フェンリルの運転もできるから、という理由で始めたんだけどな。


「みんなお疲れ様。飲み物でもどうだい」


そう言ってやってきたのは紫色の卵形をしたロボット。このロボット『クッキー』は、本来ワン子の為に英雄がプレゼントしたのだが、ワン子が不要ということでキャップが譲り受けたものだ。


「はい、悠里は食後だからウーロン茶でいいね」

「あぁ、ありがとうクッキー」


ウーロン茶を受け取って一口飲む。その後、明日の遊ぶ内容について話し合ってから、再び座談になった。


「というわけで悠里、少し構えよ〜。最近冷たくないか〜?」

「別に冷たくないだろ……てか、また抱きつくのか」


そう言いながらモモは俺の背中に抱き付いてきた。
……しかし悲しいかな。この幼なじみ、本当によく育ったな……胸とか。


「モモ先輩にあんなことされる男子って悠里だけだよな……例外的に」

「大和が行くと寝技とかになるからね……」

「当然だ。悠里は私の相棒(パートナー)、大和は私達の舎弟だからな」

「そして私は嫁……」

「どさくさに紛れて捏造すな!」


とりあえず京にツッコミを入れておく。そんな感じに今週の金曜集会は終了。明日は河原で遊ぶことになった。


「ちなみに私はバットマン、悠里はゴードン警部だ」

「わかり辛っ!?ホームズとワトソン教授でいいだろ?」

「なら右京さんと亀山くんだな」

「なおのこと分かりづらいわ!!」


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今回は短いです
では次回

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