暁 〜小説投稿サイト〜
サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
374
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話


マリナ:「それが、一部だけ解読は
出来てるわよ?」



ヒロシ:「本当ですか!?」



マリナは古代書を出した。




サトシ:「これが古代書か、、、」



サトシは昨夜カラカラの特訓をしていた為
古代書を見るのが初だった。



マリナ:「先ずは1ページ目の最初の部分。
”カントーの地を創造せんとする
時の運命(さだめ)を抱えし者、与えられし天命の果て
世に捧げたその魂を、慈悲の心と共に
言伝(ことづて)として末裔に遺す”」



ヒカリ:「え?」



マリナ:「これは本でいう”前書き”ね。
この古代書は多分、当時カントーで起きた
出来事を子孫に向けて(つづ)った、昔話みたいな
ものよ。何かのメッセージ付きでね」




ヒロシ:「メッセージか、、、」




サトシ:「どういう意味ですか?」



マリナ:「簡単に言うとつまり、世の中に
自分の人生を捧げて生きた、
ある人物の一生を物語として
記してるんじゃないかしら?」



カツラ:「、、、ふむ」


ズズッ(コーヒー)



ヒロシ:「それで、続きはどうなんですか?」



サトシ:「出来ればもっとわかりやすく!」




マリナ:「、、、”それは、月の光に
照らされた静寂な夜であった。
一つの星が2つに分かれ、それぞれの
地に舞い降りた、、”」



ヒカリ:「うーん、、、よく分からないわっ」



マリナ:「文を解読しても、意味ばかりは
自分達で解釈するしかないわっ。」



サトシ:「それで、続きは?」




マリナ:「星の神が見守りし2つの光。
2つの光は命と同化し、
全ては、そこから始まった、、、」





サトシ:「星の神?」



マリナ:「この世に生を受けた光は
やがて人々の手に渡り、己の試練と
新たなる創造を全うするため、
力を求め、動く時を待った、、、」



サトシ:「ポケモンのタマゴかな?」



ヒカリ:「人の赤ちゃんじゃない?」



サトシ:「人の赤ちゃん」



ヒロシ:「それで、続きは!?」




マリナ:「、、私がいま解読出来てるのは
ここまでよっ。アンノーンの文字と違って
なかなか検索に出て来ないの。
でも、字体からしてこれはきっと
何千年も前の話よ」



サトシ:「何千年も前か、、」




カツラ:「また図書館に行った方が
良いのではないかの?」





スッ(古代書を手に取るヒカリ)




ヒカリ:「うーん、、難しい
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ