陽だまりのダークナイト
ここまでの設定×魔法使いの契約について
[5/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
乃と言ったハイブリッドの仲間と言うなら喜んで歓迎する。そう言えば魔法使い関連だとシトリー眷属も選考中か?」
「はい。こちらの眷属達も丁度選考している所で、今日は私と椿姫以外が集まって苦戦中みたいです。私もアドバイスしていますが、出来る限り自分で決めるよう言っておいてます」
「匙達は絶賛苦戦中な訳だが、グレモリーとは違って一人で決定するのか。そこがグレモリーとシトリーと違うようで、まあ各眷属の事はそれぞれって事で」
俺らが話していると地下で鍛錬していたアーサー、ルフェイ、ジーク、ゲオルグが地下から戻りシャワー浴びた後のようだ。俺らが会話してたからなのか、リビングに来て飲み物を飲んでから各自ソファに座った。最近になって感じていた疑問を二人の魔法使いに聞いてみるとするか。
「前々から疑問に思っていたのだが、丁度ここに魔法使いがいるから聞いていいか?ルフェイにゲオルグ」
「何ですか?一真さん」
「僕らで答えられるならいいけど」
「俺は契約した事ないから知らんが、魔法使いとの契約で一番の利益とは何だ?」
基本的な事だろうかもしれんけど、俺は生憎知らないし契約もした事ない。魔法使いは悪魔との契約が美味しい事ばかりだが、悪魔にとって魔法使いとの契約は古くからの習わし以外にメリットがあるのだろうと考えてしまう。単なる儲け話だけなら冥界に産業がある訳だし。
「一番は魔法の研究成果かな。魔力は悪魔の力で魔法は悪魔の力を分析して人間が扱えるようになったのが魔法、精霊魔法や北欧式魔法などの多種多様な術式もあってね。中には神々が生み出した物もあるけど、一般的な術者が使う魔法の大半は大魔法使いマーリン・アンブジウムの流れを汲む物だと言われているの」
「その魔法は既に悪魔の元を離れて独自進化と変貌を続けているんだ。中には悪魔では出来ない力も生まれたと聞く。それは未だに変化し続けていて、底が見えない領域だ。で、その魔法は確か冥界の技術発展に貢献する事もあると聞いたが、確かソーナのかけているメガネもだったか?」
ルフェイの次がゲオルグの説明により納得するけど、ソーナの眼鏡も魔法研究により誕生したんだったか。冥界に貢献した人物は俺らの知るルシファー眷属『僧侶』マグレガー・メイザース。
「はい。私のかけている眼鏡も、魔法研究により誕生した特別な眼鏡です。大した力はありませんが、人間界では大した魔法でなくても悪魔にとっては画期的な特性と言う事があるのですよ。魔法は価値が高く、取り引きとしても充分に成立します。我々悪魔は魔法使いの才能を買うような事です。その為、魔法使いの先行投資に近い物があります。なので選考はきちんとしなければいけないのですよ、損する事も大いにある事柄ですから」
なるほどね。魔法使いの研究が悪魔達にとって
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ