第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜事件のその後〜
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るのだろう。
機動六課は、ゆりかごを落とし、更には「奴」という巨悪を撃ち払った部隊として「奇跡の部隊」として話題になった。
そこでは「銀白の翼人」蒔風舜の事も一緒に知られ、翌日、彼のベッドには多くの見舞い品が送られてきて、廊下まで並べられたほどだ。
更には週刊誌などのマスコミが殺到してきて聖王病院は混乱したが、そこは恐ろしい魔王によって全員返り討ちにされた。
彼は管理局のトップ三人から元帥になってくれ、とまで頼まれたが、これを拒否。
だったらせめて表彰をともいわれるが、それは言いかけたところで却下した。
自分のことは口伝ぐらいの言い伝えで残すくらいがちょうどいい。
そう言って、記録に残すことを許さなかったのだ。
しかし、おそらくそれは無理だろう。
全管理局員が知ったとなっては、百年くらいじゃこの名声は衰えることなどないだろうからだ。
不幸中の幸いとしては、彼の名前を知られても、顔まで知ってる人はいない、という事だ。
知ってる人は知っている。
その程度で済んだのは本当によかったと、蒔風は胸をなでおろしていた。
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「・・・・で、なんでオレは病室から動かされてこんなとこでこんなことになってるわけ?」
「だって舜君、病院から動けないんだもん。ここでやるしかないでしょ?」
「せっかく事件も終わって、二人も帰ってきたんやから、ここはパァーーーーッ!!とやらなあかんって!!!」
「私もパーティーしたいよ?ほら、せっかく病院から許可取ったんだし、楽しもうよ!」
目の前の光景に半分唖然、半分ブスッ、とした蒔風が、ベッドの上で文句を言った。
現在時刻、18:00
蒔風が眠りから覚めてみると、彼のベッドは病院の大会議室みたいな部屋に運ばれていて、頭にはパーティー用の三角帽子がかぶせられていた。
なんでもこれから「事件解決&アリシア、リィンフォースお帰りなさいパーティー」を開くのだそうだ。
なお、パーティー名が書かれた看板は、「アリシア」と「リィンフォース」の名前どっちを先に書こうと揉めたのか、何度も書き直された跡が見える。
「あの・・・・・俺この通り動けないんですが」
皆パーティーやる気マンマンだが、蒔風は本人のいう通りベッドから動けない状態だ。
と、いうのも腕、右足はギプスに覆われ、点滴も三本くらい通ってるのだから、そりゃ動けないのだろう。
そしてそうでなくとも、ヴィヴィオが目覚めた時に無
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