暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜これが世界への大 逆 転!!〜
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こんなオレでも、何かを残せる。





そう思うだけで、心が満たされた。
そんな思いで、蒔風の心は一気に羽ばたいた。





大丈夫だったんだ。自分が世界をめぐる意味は、確かにこうして存在したのだから!!!!!!









『なにを・・・・・しているんだ・・・・・・』

「・・・・ッ・・・・あん?」


それを見ていた「奴」が、震える声で言う。
それに対して、蒔風が涙に声を少し詰まらせて、反応した。



『そいつらは・・・・・過去に失われたものだぞ!!!!それを復活させることが、どういう事かわかっているのか!!!蒔風!!!!!』

「十分にな、わかっているさ・・・・・だがよ、世界の奇跡が認めちまったんだ。許容するしか、ねえだろうが!!!!!」

『まともでないぞ・・・・まともじゃあない!!!!そんなことは認めない・・・・大切な人がいなくなって、悲しいのはそいつらだけじゃない!!!だと言うのに!!!なぜそいつらのだけが戻ってこられる!?不公平だろうが!!!いいのかよ・・・・・そんな差別が、許されるとでも思っているのか世界がよオオオオオオオオオオオ!!!』




「奴」の叫び。
主要人物だけ、こんな優遇許されていいのか。

なんでお前らだけが許される。
何故世界は等しくないんだ、と。







「ああ・・・・確かに、世界は理不尽だ。こんなこと、許されるべきじゃないだろう。だけどな・・・・もうここにあるのは一つの命だ!!!それを奪うというのなら、それは許されることじゃない」

『いつも通りの言い訳か・・・・開き直りか!!!!!脇役がそれをいえば叱咤され、主人公なら称賛される!!!そんなのが・・・・クソッタレって言うんだよ!!!!』



そんな奴の言葉に、蒔風が、本当に誰にも聞こえない声でボソリと、一言だけ言った。



「ま・・・・こいつら、厳密には本人じゃあないけどな・・・・・」



しかし、その声はだれにも、「奴」にすらも届かない。








そうして蒔風がなのは達の元へと向かって行く。
その周辺に、他の六課メンバーも集まって行く。





「リィン・・・フォース・・・・か?」

「ええ、シグナム。帰ってきましたよ」

「よがっだぁぁぁああああああ・・・・・・」

「ほらほら、ヴィータちゃん・・・・」




「えっと・・・フェイトさん・・・じゃないんですよね?」

「そ!!私は、アリシア・テスタロッサ!!!あ、でもフェイトと同じようになるから、どうなるのかな?」

「わ、私はもう・・・・こうしてるだけで・・・・・」

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