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世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜これが世界への大 逆 転!!〜
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」にであり、世界にであり、今までの自分にであった。







「ふんぞり返ってよく見てろ!!!!これが俺の三度目の正直だ・・・・・これが・・・・・ここからが大逆転って奴だからな!!!!」


ゴォウ!!!!








蒔風の翼が唸る。
しかし、今までのキレはもう無い。
身体がクラ突き、意識が一瞬途切れにそうになる。



【Mahoザッ・・・・ Sザザッ・・・・o lyriザl noザザha ザァーーーーーッッkerS】-WOザザザァッ・・・・・NK- ザシッ・・・・・N〜




いつもは発動するとすぐに聞こえてくるあの音声も、ノイズだらけでしっかりと出来ていない。
世界に不都合はない。


ただ、蒔風のコンディションの問題だ。




しかし、「奴」はそれで安心することなど、出来ない。





蒔風が実行しようとしているのは、世界の奇跡。
しかし、彼にはそれを一瞬で発動させるだけの体力がもう無いのだ。


と、いってもしっかりと立ち止まって呼吸を整えて行えば、それはおそらく発動できるだろう。




そしてそれだけの隙を、「奴」が見逃すはずがない。





『ジ・エンドだ!!!!蒔風ェ!!!!』






ゆりかごの砲撃に、「奴」の漆黒の波動砲までもが混ざり合って、蒔風に迫る。




「舜君!!!!!」

「舜ッッ!!!!」

「あかん!!!・・・・・え?なんやて?」

「はやてちゃん!?」

「そんなことって・・・・・」





その瞬間、はやてが通信に驚愕する。



そしてその内容が、なのは達の目に飛び込んできた。






ゴォッ!!!!カッ・・・・・・ゴゴォォォォォオオオオッッッ・・・・・!!!!!






アースラだ。




長らく彼女たちと共にあり、その成長を見てきた船が、ここでその先を開くため、蒔風とゆりかごとの間に飛び込み、砲撃をその身に受けて轟沈した。




「ア、アースラが!?」

「な、中の人は!?」




なのはとフェイトがはやてに聞く。
聞かれたはやてのその首は、横に振られてしまう。


しかし、それは決して被害者が出たというわけではない。



「だれも・・・おらんて」

「え?」

「アースラのロングアーチスタッフは、一人残らず脱出しとる。あのアースラには、誰も乗っ取らんのや」








そう、このアースラは無人だった。
誰も乗っていない船。いやむしろ、この船は飛べないと言ってアラームを鳴らしたのではな
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