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世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜これが世界への大 逆 転!!〜
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、それでも反動で吹き飛ばされてから、ウイングロードに着地する。


「すみません、スバルさん!!!」

「気にしない!!今はあれをぶっ潰すよ!!!ティア!!!」

「わかってる!!でも・・・・あれの行動が・・・・読み切れない!!!だから」

「とにかくぶちのめせばいいんだよね!?」

「その通りよ!!!わかってるじゃない!!!!」






全員が一丸となってゆりかごへと向かう。
だが、いくら意気込んでも、勝っているのは心意気だけ、というのも現実だ。





到底、ゆりかごを落とすには至らない。





『どうする?これはやはり、三度目の正直ってことだろう!?ハァアアアア!!!!』

空にいる攻撃対象が減ってきて、「奴」の砲撃がついに全体からピンポイントへと移って行く。



フォワードを打ち、シグナムを打ち、シャマルを打とうとしてそれを庇ったザフィーラごと撃ち落とし。
ヴィータがバリアと旋回でかわすがオーロラに挟み込まれて撃墜され。


更にそのオーロラがまるでスキャンでもするかのように下から上へとかけて走り、局員たちを落としていく。


その攻撃になのは、フェイト、はやては耐えるが、立ち上がったと言ってもすでに限界な蒔風の身体がグラついて動きが止まる。




そこに奴が砲撃を当て、何とか弾くが、蒔風の身体はその反動で地面に向かって落ちていく。



「舜君!!!」

「あかん・・・・もう限界や!!!」



なのは達の身を案じる声が聞こえる。



だがそれでも、蒔風は地面にまでは落ちなかった。
決して落ちることはない。否、決して落ちてはいけないのだ。






「負けるわけには、いかないんだ」




血を吐きながら、足をぶらつかせながら、蒔風が呟く。





「もう俺は。二回も負けている。ああそうさ・・・・おまえの言う通りだよ。二度あることは三度ある、じゃあ困るんだ」







蒔風は呟いていく。




それは、決意。




もはや決して負けないと。
世界の理不尽には屈しないと。




この世界には二度も負けたんだ、今度は勝つ、と。







『無茶するなよ。おまえ、俺が出ていった時からもう体ボロだったろ?』

「いいや・・・・・勝つ、なんてのじゃダメなんだ・・・・オレが求めてるのはそんなんじゃない・・・・・」

『おい・・・・』



「奴」の言葉を無視して、蒔風が語る。



一体何に?




決まっている。この世界にだ。


蒔風が今勝つべきなのは、「奴
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