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世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜これが世界への大 逆 転!!〜
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、その戦艦どもは落とさせてもらう!!!!』




アースラが地上に降りていくのを見て、「奴」が砲撃の四割をアースラに向けて撃ち放った。
それを見て、蒔風が翔ける。




ゆりかごの全方向一斉放射に、一度は墜ちた蒔風だが、あのような全体攻撃で薄かったからまだ何とか耐えられたのか、多少苦しそうにではあるものの、まだ立ち上がる。
なのは達も同様に立ち上がり、他の局員もまた数名空に戻ってきている。






地上に降りたアースラを、破壊しようとするその砲撃の前に、蒔風が巨大な圧水掌を出現させ、叩きつけて霧散させる。
だが、それは少し照準を逸らしただけで、完全に止まるわけではない。


それを突き抜けてきた砲撃が、今度はアースラの左上方を掠めていった。



「うわぁ!!!!??」

『急げ!!!こっちももう持たない!!!!』

「は、はい!!!!」



そこから蒔風が攻撃に移って行き、ゆりかごがそっちに引きつけたれている間にアースラが地面に着陸、そこからまた砲撃を撃とうとする。
周りにはアースラのように被弾した戦艦が降りてきて、地上からの固定砲台となって砲撃を開始していた。




「よし・・・これなら!!!」

そう言って、まだ自分たちはやれると意気込むロングアーチ。
だがこの状況で、「奴」が狙うのをあきらめたわけではない。



蒔風の攻撃の隙を見て、再び砲撃の嵐が戦艦群に向き、そのいくつかがアースラにも被弾した。





「グああ!?」


《警告。船体の損傷が激しく、これ以上船内にいるのは危険です。ただちに脱出をしてください。繰り返します・・・・》



アースラの中にアラームが鳴る。



グリフィスをはじめとしたメンバーが苦い顔をするが、もはやこれまで。
ここは脱出して、足を引っ張らないようにするだけだ。





そうして全員はすぐに脱出した。
あらかじめ蒔風に言われていた通りにしていたのが功を為す。



「よし、全員いるか?我々ロングアーチはこれから・・・・・」



ゴォン・・・・・



「え?」

「な・・・・・なんで!?」

「アースラが・・・・動いてる!?」


脱出を完了し、点呼をとるグリフィス。

アラームが鳴って、もう動けないはずのアースラが、彼らの前から再び浮上していっていた。
その光景に、ロングアーチスタッフは目を見開き、グリフィスがブリッジに通信を繋げた。



「おい!!誰かいるのか!?勝手な行動は危険だ!!!!戻れ!!操縦しているのは、誰だ!!!!」



だが・・・・・その通信から、返信はない。
そうして、
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