第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜墜ちる翼〜
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?』
その言葉に葛藤するなのは。
自分が死ねば、この世界は食われて消える。だが、このままでは目の前で傷ついている大好きな人が・・・・
「バカなことすんじゃねえぞなのは・・・・おまえが死んで!!!それで「ありがとう」なんて事言う奴が一人でもいると思ってんのかよ!!??」
「ッッ!」
蒔風の言葉にハッ、とさせられるなのは。
そうだ、彼女には帰りを待つ娘がいる。
だがそうはいっても、現状はどうすることもできない。
『強情を張るなよ、蒔風。しかし・・・この状態も飽きたなぁ・・・・落とすぞ』
ドォンッッッ!!!!!
「奴」の発言と共に、蒔風を襲っていた砲撃が爆発した。
まるで今までのが侵食系、今のが爆破系とでも言わんばかりの変化だ。
その爆煙の中から、二人の影が墜ちていく。
だが、なのはに爆発での怪我は一切ない。
蒔風がその体をボロボロの腕で抱きしめ、背中でガードしていたからだ。
そうして、森に堕ちる。
そこに向かって、ゆりかごが砲撃を加えようと砲首を向けた。
「まずい!!!!」
「オレが行く!!!ブーストを頼むぞ!!!」
「わかったわ!!」「了解です!!」
「私が連れていく!!!真ソニック!!!」
落ちた二人を守るため、全員が動く。
はやてもそこから動こうとするが、そこに通信が入る。
アースラからだ。
こんな時になんだとはやては思いつつも、何かしらの攻略が見えてきたのかと期待して、通信を繋ぐ。
だが、通信の先の声は震えており、どうしようもない絶望の色に染まっていた。
『や、八神部隊長・・・・・・』
「なんや?どしたん!?」
『ゆ、ゆりかごを解析したのですが・・・・どうやら、あ、あの男の一人の力でここまでやっているようで・・・・』
その報告に、はやては驚きながらも納得する。
確か自分の記憶が正しければ、「奴」の特性「君臨特権」は、主を失ったものを取り込んだり、利用できると言うものだ。
つまり、使いこなせるかは本人の力量次第だが、使うこと自体は容易なのだ。
更に言うなら、「奴」には「王」としての資質がある。
ゆりかごを聖王以上に扱えても、おかしくはないだろう。
だが、その後の言葉に、はやては絶句するしかなかった。
『それで・・・「奴」という男の力も出てきたんですが・・・・ランクにすると・・・・』
「・・・・・すると?」
『魔力ランクSSS++』
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