暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜墜ちる翼〜
[6/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
た。









「やったか!?」

『・・・・・その台詞はな?やれてない時の台詞だぞ?』

「・・・・・くそッッ!!!!」






結果として、ゆりかごにダメージは通った。
爆発の中心部には、確かに穴があいている。


だが、その大きさは直径一メートルほどだ。
この大きさのゆりかごに、これでは効いたとは言えない。



『だが・・・・AMFが働いていないとはいえ、穴が開いたのは正直驚きだな』


「奴」が飄々とした口ぶりで称賛する。

そう、今この場に、AMFは働いていない。
何故だかわからないが、「奴」がゆりかごを乗っ取った瞬間から、その機能は機能していなかった。





『ま、穴はしっかり塞いでおこうか。で・・・・・いいのか?お前らの頼れる男が、そろそろ限界に近いぞ?』


「「「「「!!!!!」」」」」

「舜さん!!!!」

「舜!!!!!」



皆が一斉に蒔風の方へと視線を向ける。
否、向けたのはこの現状を見ているすべての者たちだった。




蒔風の腕の損傷はすでに肩まで進んでおり、そろそろ胸まで裂けてしまうのではないかというところまで来ていた。

さらには今の体力だと、翼を開くほどの力も出ない。
身体の傷は異常な回復を見せたため、大方は大丈夫だが、今度は腕が深刻な状態になっている。




「舜君!!もういいよ!!死んじゃう!!!」

「バカ野郎!!!腕がなんだ!!!!このまま俺がどいたら、誰がお前を守るってんだよ!!グッ・・・ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!??」



なのはが蒔風の背にしがみついて悲痛な声を上げる
蒔風が腕を伸ばして押しのけるように複重砲撃を受け止めているが、もう受け止めていると言えるのかどうかという状態だ。


最初は手のひらに触れず、その手前に張ったバリアで受け止めていた。
だがその反動で手のひらが裂け、バリアが押し込まれてきたのだ。


決してバリアが破壊されたわけではない。呑みこまれてしまっているだけ。
しかし砲撃は手のひらに達し、上腕を侵食し、二の腕を飲み込んだ。


そして今、ついに胸へと到達する。




「ゴオオオオオオオオオオオオオあああああああああああああああッッッッッ!!!」

「やめてぇ!!!!!!もうやめて!!!!舜君をもうこれ以上傷つけないで!!!!」

『ならばおまえが死ぬことだな。オレの手で。そもそも、それが俺の目的なのよね』

「う・・・・ううううううううッッ・・・・・」

『さあ!!どうする?最主要!?自らを犠牲にして誰かを助けるのは、お前らの専売特許だろう!
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ