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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
27話『闇の蠢動』
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れることになった。
(ああ、詩乃と同じ学校だったら仲良く臨海学校を楽しんでいたのに)
そんな事を考えている辺りが彼らしい。まあ、DEMの方もゼロ炎の追加パーツの開発も終わり、量産型νも規定の数が揃った。今度の臨海学校の後から日本政府、IS学園との契約の先行販売が完了する。
「これで、次に起こる襲撃が楽に終ればいいんだけどな……」
『臨海学校が無事で終る事を祈った方が良いだろう』
「……『二度有る事は三度有る』じゃなくて『三度目の正直』か」
コマンドの言葉には『無理だろうが』と言う意思が篭っているのがよく分かる。既に二回も学園のイベントの際に事件が起こっているのだ……確率的に考え、今度の臨海学校が何事も無く無事に終ると考える方が無理が有るだろう。
何時もの様にバイクにヘルメットを預け、再び無人で疾走して帰っていくバイクには近隣住民もスッカリなれたものである。
「さて、と」
今日は本社の方からシャルロットへの伝言、正式にDEMフランス支社の企業代表となった彼女に渡される専用機……が完成するまでの間使用してもらう機体である『νガンダム・ヴレイブ+』の受領の為に、今週の休みにDEM本社の施設(四季達の住居が有る所とは別)に行く事を伝える様に頼まれている。
元々四季専用の第三世代機として開発された初代ヴレイブの改修型だけあり、十二分のスペックを発揮してくれる機体でもある。インフラックス開発のノウハウからヴレイブ+が四季専用機から汎用タイプへの改修が終るのが丁度その時期に当たる。
計画の外側に有る機体だけに、データが収集されても惜しくは無い機体でもある。
専用機の受領の為に、四季達の住む施設でも問題は無いのだが、それでもまだシャルロットにガンダム達の事を知らせるべきではないと判断したためだ。
元々四季の自宅がある施設はガンダム達の存在を隠す意味合いも有る為に迂闊に他者を入れる事が出来ないが、その反面関係者に限定すれば酷くオープンでもある。……地下に物凄いものも眠っているし。
……なお、本社ビルの地下には各支社のガンダム達の母艦が寄港できる大規模な地下のドックもある。こうして秘密裏に合流や会合を行なっているわけである。…………控えめに言っても世界と戦争して勝てるレベルである。
そんな事を考えながら教室に入ると、数人の生徒が一冊の雑誌を眺めながら雑談に興じていた。
…………さて、代表候補生は世間的にはアイドル扱いされる事もある。軍人であるラウラや極秘裏にデュノア社のテストパイロットにされていたシャルロットは兎も角として、セシリアや鈴は本国ではモデルとして雑誌に載っている。
「どう思う、これ?」
「やっぱり、カッコいいわよね〜」
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