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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
20惑星上のサッキュバス約500万人に輪姦される予定のカズマきゅん
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?」
「え? どこですか?」
「まあ、帰りだから付いてこいや」
「ありがとうございます」
道中、人間とサッキュバスを巣まで運んできたこと、その巣が人間に攻められていたが、手綱を解かれて逃がしてもらったこと、家に帰る前に、この辺りに故郷があったのを思い出して寄ってみたのを話した。
「何だと? サッキュバスの巣が攻められてる?」
「ええ、そうですけど」
火竜の家はもちろん魔族の駐屯地で、嘘などつかない竜の言葉は、火竜から魔族に伝えられ、竜語が分かる魔族から「サッキュバスの巣が人間に攻められている」と言う一報が、伝令よりも早くもたらされた。
もちろんカズマきゅん終了のお知らせである。
その後、飛竜の飼育小屋まで連れて行かれ、家族とも感動でもない再会した飛竜君だったが、家に帰るのは引き止められた。
「やめておくれ、人間のところに帰ったりしたら、自分の息子と戦争しないといけなくなるんだよ? サッキュバスと人間が戦ってるんだから、じき魔族も参加するよ」
「はあ?」
数年前、息子を売りに出された、母親と思われる飛竜とは再会したが、自然交配じゃないので父親候補はいても誰が親なのかも不明だった。
兄弟なんかもどこに売られたのか分からないので、一緒に住んでいた兄弟以外行方不明。
母親らしき竜も、何か政治がどうとかキーキー唸っているので帰ろうかと思い始めた。
(まあ、死ぬんなら兄弟と友達(人間)と一緒がいいな)
元々飛ぶだけの飛竜なので戦闘には参加せず、魔法の才能とか炎のブレスの才能は問われず、大きく大人しくなって人間を乗せるよう品種改良され、安い餌で大量生産。
火を噴く火竜とか、魔法まで使うドラゴンとか、維持コストがバカ高く獰猛な種とは違っていた。
(何してるんだろう? お出かけ)
周りでは母竜?の言う通り戦争の準備が始まってしまい、属領や駐屯地を増やしたかった魔族には喜ばれ、サッキュバス領に駐屯して金を出させ、人間の領地近くに進出できるので、相互扶助の条約により出撃が決まった。
「おい、お前はどこの巣だ? 乗り手は?」
「いえ、僕、ここのもんじゃ無いんで」
「じゃあ俺が乗る、複座か、三人載せられるか?」
「エ?」
子供の頃、飛竜が生まれすぎて商人に売られて出て行き、育った場所が家になって人間にも慣れていたが、既に手遅れで、戦時任官とか徴発されてしまい、魔族軍の飛竜にされてしまった。
翌朝、昼夜兼行で馬車移動して来た部隊が到着し、途中の検問とか関所なんかは簡単に突破され、カズマ救出部隊の本体が展開を始めた。
「警告する! サトウ・カズマを開放せよ! 我々は救出部隊である、誘拐された人間、サトウ・カズマの開放、返還を要求する! 30分だけ待つ!」
爆音魔法で繰り返し拡声され、叩き起こされた
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