医療先進国
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キュンキュンする、を体感するとき
わたしは、すごく具合が悪いと感じるのだ
ありえないくらいの深い愛を、きっと私は受け止めきれていないのだろう
心臓が縮み、酸素を体に供給しなくなる
指先までぞわぞわと寒気がしてくる
心臓の痛みはやがてその少ししたの位置に移動する
移動するなどきっと気のせいなのだが、私はそこが、心の位置ではないかと思うのだ
心臓の下に、もう一つ臓器があると思うのだ
それはまともな働きをしないため、検査でも発見されることは無い
それは健康に被害を及ぼしたとしても、他の臓器にせいにする
それは脳にも勝る、思考回路を持つ
心という臓器は私を不健康にし
ときめくという症状はどんな薬もきかない
ふいにやってきては私を痛めつけ
去る時にはどうしようもない切なさを残していく
発症のポイントは人それぞれだが
その片鱗が見えたときにはもう遅い
次の瞬間には体のだるさを感じて、息苦しさを覚えるだろう
不治の病に、未だ特効薬は開発されていない
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