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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十六話 ホテルアグスタ 6
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もりだ。答えろ、アスカ!」
アスカに負けないぐらいの眼光で睨みつけるヴァイス。
「……ティアナにはスバルがいる。どんなに傷ついてもスバルが癒してくれるさ。だけどよ、誰かがティアナの間違いを正面から突きつけてやらなきゃ、アイツの為にならないだろ。今のままじゃ、ティアナは同じ間違いを繰り返して、その都度傷つく事になる。その間違いを突きつける事ができるのは、フォワードの中じゃオレだけだ」
アスカはヴァイスから目を離さずに続ける。
「嫌われようが、憎まれようが、疎まれようが、ティアナが間違いに目を向けるまでオレは言い続ける」
「チームワークが崩れるぜ。それはどうするつもりだ」
「どうしてもダメなら…」
ヴァイスに突かれ、アスカは言いよどんだ。だが、すぐに意を決したように言う。
「その時は、オレがフォワードから抜けるだけだ」
そこまでの覚悟はある、アスカはそう言い切った。
「なに?」
「ティアナは…アイツはフォワードに絶対必要だ。スバル達は、能力や魔力はずば抜けているが、頭は年相応だ。経験だってそんな無い。でもティアナは経験不足を頭で補える貴重な人材だ。二択なら、オレよりティアナが残る方がいい」
そして、自嘲気味に笑う。
「防御くらいしか能のない、オレよりかはな」
アスカは歩き出した。
「もう、アルトさんの所に戻った方がいいですよ、陸曹」
足早に立ち去るアスカ。ヴァイスはただそれを見てるしかなかった。
だが、絞り出すような声でアスカに向かってヴァイスは叫んだ。
「てめぇが正しいなんて思い上がってんじゃねぇぞ、小僧!」
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