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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
19サッキュバスの伝承に歌われたカズマきゅん、全員の前で女神に土下座をキメる
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「ああっ、神よっ!」
「ありがとうございますっ」
 感激されて泣かれるが、本当の事を言えず二人からは目をそらしてしまう。
 そこでモニターの文字を見たアクアが何か言い始めた。
「え? 昼は聖女、夜は娼婦、サッキュバスちゃんMK35の取り扱いについて?」
「アクアさん、ちょ〜〜っと離れててくれるかな? 忙しいから集中させてね〜〜」
 日本語を読み始めてしまったアクアを見て、「サッキュバスは全部セックス奴隷の人造人間」とか読んでしまわない内に、抱き付いて乳を揉んだりチューしたりして、ご機嫌を取りながら少し下がらせた。
「これはなんと書いてあるのだ?」
「ああ〜、日本語だからね、気にしないで」
 ダクネスには読めないようで安心したが、リッチのウィズには読めそうな気がして注目する。
「これ、聖句って言われる神聖文字ですよね? どうしてカズマさんが読めるんですか?」
「いや、出身地の文字これだったから、ははは」
 ウィズは少し読み方を知っているようだが、漢字などの2バイト文字は読めないようなので、乾いた笑いで誤魔化す。

「調査が終了しました。現在この星では、犯罪者、遺伝病、ブサイク、ゴミクズ、カス、低能、マヌケ、コミュ障、デブ、ハゲなどの遺伝子は、サッキュバスとインキュバスの影響で一掃されているようです。再び窃盗や犯罪が増え、ブサイク率や犯罪率が増加するようですと、サッキュバスとインキュバスの子孫から、そのような遺伝子はパージされ、再び自分のクローンだけを残す体制が続けられます」
 何か日本語で、この世界の秘密を知らされてしまったが、犯罪と一緒にブサイクやコミュ障の遺伝子まで一掃されたようで、悲劇だとか喜劇を産まないように安物劣勢遺伝が廃棄され、世界が改変されたのだと教えられた。
 中卒や高卒の犯罪率がバカ高い人物を減らしたが、貴族や王族など、思い上がった人物、大商人や奴隷商人など穢れた人物は、人類固有の遺伝なので、これ以上生きる力を無くさないよう残っているとも説明された。
「それでは野良サッキュバスを一旦カズマ様の所有物とします、宜しいですか?」
「はい、お願いします」
「実行しました。処理に時間が掛かります、暫くお待ち下さい」

 この後は開放の作業を済ませれば、サッキュバスたちの呪い?は解け、主人や人間の精を吸って生きる制限も無くなり、人間(形状)で誰の支配も受けず、管理者権限で簡単に消去(ディスペル)を受けることも無くなり、アクアのような女神やハイプリーストの気まぐれで全滅させられるような事もなくなった。
「一旦みんなを俺所有にして、それから開放します」
「そうなんですか……」
 族長にはそう伝え、モニターに目を戻すと、処理実行のステータスバーは全然伸びていなかった。
「この後は皆を開放したら自由になれるよ
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