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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
17伝承の鍵だか何か開けてしまいます
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待て、お前たちは何者だっ」
 族長と補佐らしき人物が神殿に入って、怨敵折伏を願って祈祷を捧げていた。
「わ、私は、「本当の人間」と愛し合って角が取れ、尻尾も無くなり、羽根が生えなくなったサッキュバスです、カズマさんは伝承の黒ジャージの…」
『だまれえっ、この騒動の中だぞっ、下らない戯言を言うなっ!』
 全く信じて貰えず、一族の一大事、巣を攻められて侵攻され、魔族が間に合わなければサッキュバスなど全員攫われて戦場で慰み者にされるか、使えないBBAは殺されて巣も神殿も人間の手に落ちる。
 魔族に救われた所でそのまま駐留され、自治権すら怪しくなる事件中、下らない狂信者に出張られて神殿にまで入られて立腹する族長。
「え〜と? 駐屯地を防衛する装置を作動させるには、まず壁の赤いボタンを押して施錠して下さい? 次にコントロールパネルの……」
 カズマは書いてある説明通りにドアを施錠し、高い位置にあった赤ボタンのカバーを割って押し、火災報知器を作動させるようにシステムを起動した。
『お前っ! なぜ聖句が読めるっ!』
 自分たちですら忘れてしまい、手順を間違っている祈祷?を的確にこなし、壁にある「こんあとろーらあぱねる」に近寄って次々に正解して動かす人間の男を見て、その変態な装束にも驚かされる。
「え? 全部日本語で書いてますし、ミツルギとかも日本人だから読めますよ」
『お前、まさか転生者か?』
 ここでは臭気がなく、呼吸できそうだったので変態マスク?を外して顔を見せたカズマ。
「ええ、日本人です」

 巣の入り口。
「ファイヤボール!」
「氷の矢っ!」
 サッキュバスは魔力もある程度強く、基本の知力は低いが魔法を習っていた数少ない者が、魅了も効かないよう薬物投与された人間の軍隊に、どうにかマジックミサイルで攻撃して防いでいたが、空挺団に入り口近くを確保されたところに飛竜が着地し、また重装歩兵が現れた。
 たった10体程の歩兵だが、アクセルの街でも猛威を奮ったように、サッキュバスの魔法など物ともせず、別班から盾や剣を受け取ると、簡単に扉を破壊して侵入して行く。
「やめろっ、子供がいるんだぞっ! 中は一般人だけだっ!」
 サッキュバスの悲鳴など耳にせず、ズカズカと土足で踏み入る兵士達。
 一瞬中の悪臭に戸惑ったが、自分の鎧や防具の臭さほどではないので、糞便の臭いがする男臭い鎧の中で、薬物の効果もあって平然と進んで行く。
 刃物や槍をもったBBAの反撃など物ともせず、倒して踏み潰して進む重装歩兵。入り口の扉を捨てたサッキュバス達も、後を追ったが何一つ手出しできず、魔法兵にまで侵入を許し、カズマのいる方向に侵攻する。
「どこへ行くつもりだ? 輸出品や金でもない? 神殿かっ?」
 中央の重要施設の中でも、祖先から守り続けてきた祈りの
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