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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
17伝承の鍵だか何か開けてしまいます
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た泥を洗い落として視界を確保すると、女神より先にウィズがマジギレして凍結魔法を放った。
「テメエラ全員ぶっ殺す」
「敵性魔法っ! 氷結の魔法と水が、あああっ!」
 とりあえず汚泥の津波と凍結を起こして押し流し、目の前の敵?を全滅させた二人。
 後続の馬車より先行して空挺隊が編成されて着地したが、まず女神とリッチとの戦闘で被害を出してしまい、サッキュバスの外部住人とカズマたちを逃がす結果になった。

 巣の中。
「カズマさん、これが私達の巣です、普通は上の出入り口から入るんです」
 跳ね橋も城塞もないサッキュバスの巣だが、入り口は三階の高さ以上で、攻められても高すぎて梯子が掛けられない。
 徒歩で出入りするBBAのための小さな出入り口しか無い巣に、サッキュバス狩りや使者以外で初めて人間が入った。
 魔族や人間の商人とも外で取り引きして、巣には入らせないサッキュバス。
 蜂の巣のように奥で子供を育て、中心に近付くほど重要施設になり、特に男など立ち入らせないが、三階の高さまで飛んでカズマを引き入れた新人サッキュバスは、力を使い果たして左の角も砕けた。
「サッキュバスちゃん、角が?」
 一周しながら自分の背後を探り、尻尾がなくなったのと羽根が出せ無いのを確認する。
「あっ、尻尾も無い、羽根が出せないっ、私、人間になれたんですね?」
 もう飛べないのを知って少し悲しくなり、足元が不確かで、こんな高い所が怖くなったのでカズマにしがみついたが、自分が人間になれたのだと知った喜びの方が大きくて泣いた。
「あっ、私、私……」
 伝承の少年と共にあって、サッキュバスの歴史上、初めて人間になれた少女になり、その効果で代々受け継がれてきた呪いと性病と遺伝病が消えた。
 若い内に新種の性病で死んだり、既存の性病や寄生虫で慢性疾患になって早死にする呪いからも開放され、人間のように長生きして、男の子を産む自由まで手に入れた。
「良かったね、で良いんだよね?」
 昨夜聞いたサッキュバスの呪いから、ようやく開放された少女を抱きしめるカズマ。
 それには飛べなくなったり、魅了の眼力が使えなくなったり、人間の食べ物を食べ続けなければいけない不自由もあったが、2,3匹子供を産めば抵抗力がなくなって死ぬか、常時病原菌に暴露されて腫瘍にも弱く、お婆さんのように長生きできる個体などほとんど存在しないサッキュバスの呪いからは開放された。

 周りでは子供のサッキュバスが高い入り口に飛び込んできて奥に向かい、一階の入口付近ではいつもの大鐘が鳴って「テメエラッ、カチコミだっ、全員出て来いっ!」と叫んでいるBBAがいて、ヤマンバ軍団とかナマハゲ軍団が出場して髪ボサボサのBBAが「敵はどこだぁ!」と叫ぶ、いつもの地獄絵図を描いていた。
「臭い、汚い……」
 クッサ
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