第161話
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は無理な話だ。
麻生には麻生の生活がある。
自分の都合で麻生の生活を縛る事など制理にはできない。
「な、何でもないわよ。」
結局言えずに制理はそう言った。
おそらくだが、今日の夜もあの夢を見る筈だ。
今日は耐えれても明日明後日は耐えられる保証は全くない。
あの夢を思い出すだけで身体が震えてくる。
制理の震えを見た麻生は今朝のカエル顔の医者の言葉を思い出した。
『彼女達は君を頼りにしているからだよ。
君が傍にいるだけで安心する。
これ以上にないメンタルケアだと思うがね。』
麻生は少しだけため息を吐いて制理の元に戻る。
「制理。」
戻ってきた麻生は制理の名前を呼んだ。
制理は麻生の顔を見る。
そして、麻生はこう言った。
「一緒に暮らそう。」
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