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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
ダクネスの両親に命を狙われ、めぐみんも何か病んデレーで怖すぎるカズマきゅん
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ままなのでノーサンキューだった。
「さあ、カズマ、教会に行って二人だけの結婚式を挙げましょう」
「ヘ?」
 親に禁止されたのに「誰にも祝福されない結婚式」を敢行するつもりで、カズマに背後から抱きつくララティーナさん。
 膝の上ではそんなことは許さないめぐみんが、さらに病んだ目になって前世からの恋人を見つめた。
(タスケテーーー!)
 助けを求めた人物も病んでいて「女神職から現世に下生させたんだから、セキニン取ってネ?」と言う表情で睨み、断ったりすると川の水に飲まれて死にそうな気もした。
「ソウダ、オレ、ココニ行カナクちゃ」
 執事から渡された「ブタの休憩所」だか何だか、危ない屋号の店に出頭を命じられていたので、マッハで店に向かおうとしたカズマ。
 女達も後を追おうとしたが、化粧や身支度で時間がかかり、全力ダッシュで走るカズマには追いつけず、後から魔法で遮蔽して来た女達の気配に怯えながら店の門を潜った。

 ブタさんの休憩所
 カズマが店に入ると、元は小さな闘技場だったと思われる下段の土間に「ブタ」の客がマスクを被って顔を隠し、ブーブー言いながら下段で鳴いていて、上段の見物席ではケバい女が茶など飲みながら下段のブタを見物していた。
「いらっしゃいませ、初めてのお客様ですね? 上段でしょうか? それとも下段?」
「いえ、実は貴族の執事さんからこの店に行くように言われたんですが?」
「そうかい、じゃあ厨房にでも行きな」
 話は通っていたのか、店の中に案内されるカズマ。娘を調教したサディストと見込まれて、サドマゾのお店で手腕を降るわされるらしい。
 下に行くとどこかの高貴な身分のお方が、お忍びで遊んでいて客に見下げ果てられ、上段では売春婦だか水商売系の女が、男に傷つけられた傷を男を見下げて癒やすような特殊な趣味のお店で、ダクネスの本当の父親もここから連れてきたらしい。
(スゲエ……)
 ダクネスと趣味が合いそうな男の近くを通り、裏通りに面した厨房に連れて行かれたカズマ。ここで料理されるのか、ブタとして奉仕させられるのかと思ったが、面通しをされるとすぐ「裏で粉でも轢いてろ」と怒鳴られ、裏口、高貴なブタさん達の本来の入り口から出され、石臼に対面する前に、外で待っていた汚い身なりの農家の子供達と目が合った。
「あれ、君たちは?」
「あの…… 残り物があったら下さい」
 いつも出てくる怖いオッサンでは無く、優しそうで若い小男だったので、残飯を強請る子供達。
 城塞の外にある農家の惨状はその目で見て、貧しさも知っていたカズマだが、この世界の縮図を見せられ店の中や街中の飽食と外の農家、年頃になれば売春宿に売られ、それまでは子牛でも飼うように育てられ、飼われてはいるが労働力にならない娘は碌な食料も貰えず「街にでも行って自分で稼いで食っ
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