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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
カズマ、ダクネスの理想の初体験を叶えてやる
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 三階の空き部屋に入ったカズマは、ライトを照らしてベランダ付近を見た。
 既に手すりにロープが結ばれてセットされていて、湿っているので何日か前の雨の日の前から用意されているように見えた。
「オッケーならすぐ言ってよっ、捨てた子種くんたちに謝って」
 窓付近のテーブルには袋が置いてあり、簡易な手錠、目隠し、猿ぐつわ、軽く縛れる紐、小さいナイフ、ローソク、アナルプラグ、15連ビーズ、張り型、産婦人科で使う内視鏡クスコなどなどが入っていた。
 さらに小冊子があり、先程ダクネスの妄想を書き連ねたような、ト書きとセリフに分けられた「脚本」が入っていた。どうやら変態姫騎士の演出脚本による自作自演芝居に参加しないとイケナイらしい。
「いや、脚本覚えられるよう、事前に渡してよっ」
 一人ツッコミを入れながらパラパラと捲るが、カズマの行動は事細かに記入されて、さらに赤で修正されていて、実はカズマは酷い強姦魔で、めぐみんもアクアもレイプ済み,
 街にも被害者が沢山いるが、恥ずかしくて言い出せず、法廷や住人の目線などのセカンドレイプを恐れて訴えられず、皆が涙を飲んで耐えているという設定らしい。
「俺は熟練の強姦魔なのか?」
 第一稿では普通のセリフだったのが、決定稿ではどんどん下衆で野卑な物に書き換えられている。ダクネスの妄想の凄まじさと、病んでいるマゾの書き込みに恐怖した。
 そこでカズマの右肩にエロ魔神の悪魔が登場し、耳元に囁いた。
(よう、何ビビってるんだ? ヤッちまえばいいんだよ、ヤバかったらやり捨て、まあ当たりだったら貴族の娘なんだし、金も入って地位も名誉もアリアリだ)
(そうだぜ兄弟、まずヤってからだな、据え膳喰わぬは何とやら、ロープでワンフロア降りるだけでタダマンが転がってるんだぜ? それも中々できないマジレイプオッケーの女だ、考えるまでも無いだろう?)
 左肩にもクズ悪魔が出てカズマ本体にフェードイン、「ああ、自分には善の心なんて無いんだ」と納得して、脚本を覚えるよりアドリブで演じて、取り敢えず一回ヤってから、後日にでも明るい所で脚本を読んで覚えて「変態姫騎士の望む初体験」などは後回しにすることにしてベランダに出た。
「高けーよ」
 土の上に落下すれば、死なないまでも結構なダメージを食らうのが確定している三階のベランダ。
 短いロープの端を自分に巻きつけて縛り、二階のベランダに届く程度にして、消防署の訓練もレンジャーの降下訓練も受けていない普通の高校生が、童貞喪失を掛けて処女を名乗る女の部屋に垂直降下した。
「レンジャー」
 特殊部隊名を言って、本物の振りをして勇気を出すカズマ。
 愚かなチャレンジャーの垂直降下は、手すり、足場、配管、出っ張りを足で探しまくって、ロープを離してしまえば落ちて死ぬ恐怖を味わいながら、両手ガクガク
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