第四話「IS学園」
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マオと共に職員室を出て言ってしまった。
彼と千冬との過去に何が起こったのかはまた次の機会にでも話そう……
*
「……で、結局どうなったんだ?」
昼休憩の最中、学食にて集まった僕は頬と額にタンコブをこしらえたカミーユにセシリアを殴った後の経路を聞いていた。
「困ったもんだよ……そのあとフォルド先生に袋にされて保健室で手当てを受けていると、隣で治療を受けているセシリアとばったり会ってしまったんだ。喧嘩を売られるかと思ったけど、俺の殴られた顔を見て鼻で笑いやがったんだ」
「お、お前! まさかまた……!?」
挑発されて再びセシリアを殴ったのか!? と、一夏が聞くがカミーユは慌てて否定した。
「ち、違う! 俺だってもうこりたさ? フォルド先生のアッパーを二発も食らったんだ。下手すれば顎に罅が入っていたかもしれないし……」
「で、そのあとはどうなのよ?」
該が問い、カミーユは続きを話した。
「……ああ、セシリアは俺の顔を見て鼻で笑ったけど、俺はそんな彼女の殴られた顔を見ると、俺は彼女以上に腹を抱えて笑ってしまったんだ。ハッハッハ〜」
「……」
こうして思いだして吹き出し、笑うカミーユを見て僕らは返す言葉がなかった。自分で殴っておいて、終いには腹を抱えて笑うとは……カミーユは天然なドSなり!
「そ、それで?」
と、隼人。
「ああ、そのあとセシリアったら泣いてさ? 『こうなったら貴方達の内一人と決闘して、血祭りにして差し上げますわ! 仲間が目の前で尽きるところを怯えながら見届ける事ね!?』とか、言いだしちゃってさ? 困ったものだよ」
「それって一夏やカミーユ関係なしに俺達の内一人をボコりたいってことかよ?」
そうジュドーが言うと、カミーユは頷いて、
「早い話、そうなる」
「じゃあカミーユが行けばいい」
僕は真っ先にそう言った。
「お前だ、カミーユ」一夏
「そうだ、ここは加害者であるお前が行け? カミーユ」ジュドー
「まいた種はお前なんだからな? カミーユ」隼人
「ま、せいぜい頑張んなさい? カミーユ」該
「ちょ、ちょっと待ってくれよ!? 俺はそのあとフォルド先生にボコられた身だぞ? それに最初喧嘩を売られたのは一夏じゃないか? そういう一夏が喧嘩を買ってやれよ!?」
「え!? 何で俺なんだよ!?」
「お前がイギリスのことで、ああたらこうたら言ったからだろ!?」
「だって人の国をバカにしたんだぜ? 言い返して何が悪いんだよ!?」
「じゃあ、どうするんだ? 俺達の内一人と戦わないとアイツは納得してくれないぞ? 拒否ったら拒否ったで、俺たちが腰抜け扱い受けるし……」
僕らは頭を抱えた。ジュドーとカミーユならともかく、僕や一夏、隼人に該はド素人ゆえ、苦戦を強いられるだろう?
兎に角も、僕らはIS学園に来て早々「アクシデ
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