第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜魔法少女、戦闘〜
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のは真ん中の首に
そして飛びこんだ瞬間、その牙が閉じられて玄武の姿が一瞬消える
しかし、直後その顎から、獣神体として顕現した玄武が、その堅固な甲羅で顎と牙を砕いて飛び出してきた。
だがその体中からは血を噴き出し、甲羅も所々砕けている。
そんな状態でも玄武は、仰け反ってから俯くケルベロスの最後の頭に向かって押しつぶそうと、巨大な足を振りあげた。
それと同時に、ケルベロスもまた前足を振るって玄武の甲羅を砕き、その内部を抉りだそうと、猛威を振るう。
ゴキャッ、ズガァ!!!!!
そうして玄武の足はケルベロスの頭を捉え、ケルベロスの爪は甲羅を砕いて玄武の脊髄を引き裂いた。
二体の獣が同時に倒ながら、姿が消えていく。
そうして最後にカラーン、という音を立てて、二本の剣が地面に落ちた。
ここまでに要した時間は、わずか三秒と端数。
だが、何が起きたのかを理解するには十分だった。
「あああああああああああああああ!!!!!!バルディッシュ!!!!!」
《stand by ready.set up. 真・ソニックフォーム 展開します》
それを見たフェイトがバルディッシュを手に、上にのしかかるトーレを力任せに押しのけ、その刃で攻撃する。
トーレはそれをとっさに回避、フェイトから離れるが、その右の二の腕にはしっかりと切り傷が刻み込まれていた。
そして、金色の魔導師が、真の姿を解き放つ。
すべてにおいて最速で、ただそれのみに特化して
誰をも守り、駆け付けると言う、彼女の願いを表した、電光石化の雷神が、大剣を手に、眼前の敵と対峙した。
その背に、最も頼れる男からの、贈り物を宿して。
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「うっしゃあああああああああああ!!!!!これでいけるでぇ!!!!」
ゆりかごの右方
そこではやてがガラにもなく大声で歓喜していた。
目の前には迦桜羅。
だが、動きはとうに止まっている。
はやてのある魔法で、空中に射止められているのだ。
はやてによる迦桜羅との戦闘。
それはかなり熾烈を極めていた。
先にも言った通り、何より相性が悪かったのだ。
まあ、だからこそ迦桜羅を送り込んできたのだろうが。
しかし、そこは機動六課部隊長、八神はやて。
普通の人とはまた違う策を出し、実行に移したのだ。
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