暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜さらなる脅威〜
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「シャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

「ギャアアアアアオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

サラマンドラのふるった炎剣が、ヴォルテールの胸を横一文字に切ったのだ。
幸いにして切り込みは浅く、まだ戦闘不能というわけではないが、あのヴォルテールにいきなり一撃を入れてきたのはどういうことなのか。





それはサラマンドラの有り方に所以がある。

サラマンドラの役目は「断罪者」である。
そして、命あるものはどんなに小さくとも「罪」を持って生きているものだ。

それはヴォルテールとて同じこと。
元が自然だろうとなんだろうと、命があれば罪があり、罪があるならば、サラマンドラは切り裂くことが可能なのである。





「ッ!!ガリュー!!今から言う場所に、僕たちをここまで運んできたヘリがあるから、ルーテシアをそこまで運んで!!」

「ヴォルテール!!大丈夫!?いける!?」


キャロの声に、高々と咆哮を上げるヴォルテール。
いまだ戦意は衰えず、眼前の断罪者をにらみつけている。

ガリューがエリオの教えたポイントに向かい、ルーテシアを運んでいき、キャロがヘリに連絡して彼女の保護を頼んだ。





それを見届けてから、獣神体と変わった白虎にエリオが、フリードの背中にキャロが乗って、ヴォルテールと並んでサラマンドラと対峙する。


「二人とも!!準備はいい!?」」

「はい!!行くよ!!キャロ!!!」

「うん!!」




敵は紅蓮の断罪者。
白虎は前回戦って、朱雀とともになんとか勝った。


しかし、その朱雀は今はいない。
代わりにいるのは、頼もしい力を持った、一人の騎士と、竜召喚士。そして彼女のしたがえる二竜。





ならばよかろう、十分だ。
相手にとって不足なし。

今度は余裕で、勝たせてもらおう!!!


「余裕で勝って、みんなのところに行こうか!!」

「「はい!!!」」






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「スバル!!そこッ!!!」

「振動破砕、振動拳ッッ!!!!」




ドォン!!!




スバルの一撃に、ついにチンク・レプリカが沈黙する。
ティアナが合流してから五分後には追い詰め、こうして残りはセイン・レプリカ一体のみ。



しかし、朱雀が言うには、ここからが大変だという。


「そういえば・・・どうしてあれには触れちゃいけなかったんですか?」

「ええ・・・
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