アインクラッド編
少女の名前
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に、顔を正面に固定したまま視線だけ左上に移す。
少女に言われたとおり、視界には2本のHPバーが存在した。
その2本のHPバーのうち、下に表示されている方の上に表記されているローマ字に目をこらす。
Kirito
6文字のローマ字が目に入る。
「キリト・・・これが、お前の名前か・・?」
男の名前にしか思えない。
しかし、性別を男に偽っていたんだよな、とアスカは思い出す。
恐らく、キリトと名乗るこの少女は、男が女のプレイヤーを演じる人々の逆、女なのに男の振りをしてこのゲームにログインしたのだろう。
なぜそんなことをしたのか、と聞くことがマナー違反であることぐらいはアスカにも分かっているので、のど元まで出かかっていたその質問を飲み下す。
「そう。男の名前だけどね・・・。取り敢えずボス戦までの間よろしく、アスカ」
「ああ」
そうして女性プレイヤーであることを隠している全身真っ黒とネットゲーム超初心者という2人だけのパーティーが結成された。
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